アルテ・カペレ練習日記

ドイツ風小ブラスバンドの楽しみ

ロータリートランペット 1

2006-11-18 18:25:20 | 楽器
アルテ・カペレでは、ロータリートランペットを使用しています。(場合によりピストンコルネット、ピストンフリューゲル使用)

ロータリートランペットは、ドイツ語圏のオーケストラや吹奏楽団等で使用されています。お正月のテレビ放送ウィーンフィルハーモニーのニューイヤーコンサートでこの楽器が使用されているのが見られます。

私は、ドイツ語圏へ旅行するのが好きですが、旅行先で見る吹奏楽団やブラスアンサンブルの使用トランペットが、ロータリー式ではなくピストン式が増えてきたように思われます。(伝統的なオーケストラはロータリー式です。)

これには、いくつかの理由があると思います。

第一に、ロータリートランペットはピストントランペットよりも高価である。(ピストントランペットよりも部品点数が多いため)

第二に、つばが抜けにくい。これはロータリートランペットの構造上の問題でピストントランペットの息の流れは、マウスピース→マウスパイプ→主管抜き差し→つば抜きなのに対し、ロータリートランペットの息の流れは、マウスピース→マウスパイプ→ロータリーバルブ→主管抜き差し→つば抜きの順番でロータリーバルブのところで、つばがたまりやすいのです。

第三に、ロータリートランペットは両手を使わないと演奏できないのです。
ピストントランペットのように演奏しながら譜面をめくったり、ミュートを抜き差ししたりは不可能です。
コメント (7)
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