演劇知

劇的考察譚

四国に行って

2010-05-05 12:53:21 | Weblog


四国に行ってきました。目的は東京離れ、七月の個人公演に向け脚本上げるという割とストイックなもの。新幹線と在来線で5時間、加えて田舎の静かな環境でプロット15本完成させ書き始める前までもっていける。プロットで毎回苦労するのでその点ではやはり行って良かった。そしてお婆さんと犬の映像という素材も撮ることが出来た。本当に収穫。

加えて「街」を考える機会にもなった。今回の企画公演のテーマが「街」なので、「街」の対比としての「村」にいることで改めて「街」を考える。「村」と「街」という括りを田舎の方々が使っていることにも思うところがあり。


素晴らしく親切な親戚の方々に連れられ午前中、四国観光。



四国徳島はこなきじじいの発祥地



意外とえぐい。水木しげる先生、かわいくしてくれてありがとう。こなきじじいは元は「子亡き爺」で子どもを山に連れ去っていく妖怪。夜遅くまで遊ばずに早く帰れよという戒めだということを親戚から聴き、「村の連帯感」を感じる。素晴らしい発想力だ。そんな妖怪をかわいくしてくれて、やはりありがとう水木先生。

もう一体かわいい名前「ぼけの山じじい」というかわいらしいネーミングの妖怪がいる。本当にかわいらしい。ちなみにぼけは「歩危」。大歩危小歩危…おおぼけこぼけ…という地名から来ている。確かに歩くと危ない渓谷。そこに住む妖怪「ぼけの山じじい」





実物










なかなかえぐい。













オデオン館に行く。映画「虹をつかむ男」の舞台になった場所。




この映画は版権に苦しんだ映画。舞台となっているこの場所は大衆演劇的な舞台で、奈落がある。



役者としてもう舞台に立たないかなとの思いで、恥知らずな舞台立ち。地元の人がものめずらしそうに此方を見る。東京の恥。




夢でよくみる光景がある。その風景がこれ。





家の近くにあるため池。この周りを歩いたり自転車に乗ったりしている夢。心象風景として素晴らしく記憶に残っているのだろう。またはこの地に何かあったのだろう。この場所にいると凄く落ち着く。



親戚のおば様、ミユキさんとジョン。



ジョンには吠えられっぱなしだったけど、尻の匂いをかがれたことで少しは仲良しに。ジョンのおかげで一本芝居の発想が出来た。ありがとうジョン。そしてミユキおば様には4日間お世話になりっぱなしでした。徳島弁は本当に癒される。


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