パワハラを法的に分析する際の視点を教えて下さい。
パワハラ が問題とされる言動には,①違法な言動,②適法だが不適切な言動,③適切な言動の3段階があります。
②適法だが不適切な言動は数多く見られますが,①違法な言動とまで評価される言動はごく一部に過ぎません。
「パワハラかどうか?」という問題設定がなされることが多いですが,程度の問題として考えた方が実態を正確にイメージすることができると思います。
例えば,百点満点で採点し,
① 違法な言動 0点~20点
② 適法だが不適切な言動 21点~80点
③ 適切な言動 81点~100点
といったイメージで捉えると理解しやすいはずです。