野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

コヒガンザクラ 信州高遠の桜

2021-03-05 00:00:00 | ボタニカルアート
信州高遠は桜の名所
種類は『コヒガンザクラ』

ここの花は他所よりピンクが濃いめだ
地元の人は
『タカトオコヒガン』
と呼び大切にしている

花は咲きが進むと
色や形の様子が変化するので
どの状態を表現したらいいのか
満開の桜を眺めながら・・・
迷っているときが一番楽しい


淡いピンクの花びらは
春の雰囲気を損なわないように
濃い色を重ねるときは気を遣う

立体感よりも
柔らかな優しさを表現することに
重きを置く


春の象徴ともいえる桜は
暖かな日差しの中で
里山全てのものに
春が来たことを告げてくれる