野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

アーティチョーク エミール・ガレとの出会い

2021-07-10 00:00:00 | ボタニカルアート
アーティチョークは
地中海沿岸原産の食用アザミ
和名は朝鮮薊 (チョウセンアザミ)


2008年
長野県諏訪市にある
北澤美術館新館で開催された
ボタニカルなアート展

フランスのガラス工芸作家
エミール・ガレのガラス作品と
野村陽子のボタニカルアートの作品を
並列展示する
私にとっては夢のような
コラボレーションの展覧会


ガレの「アザミの花瓶」は
1900年
パリ万国博覧会の出品作
アーティチョークの蕾を形どる
高さ45.6センチの大花瓶に
ヴィクトル・ユゴーの詩句とともに
アザミの文様が施されている


展覧会当時には私が
アーティチョークを描いた作品はなく
この時は「フジアザミ」を展示


今回
念願のアーティチョークに挑む
220年前の作品との対話は
作家同士ならではのこと


一段と気合いを入れて
取り組みたい