4月2日、番外編として、三十石船で淀川下りをしました。
一旦は収束していたコロナが徐々に増える傾向でしたが、屋外でマスク着用して16名で
実施しました。
昼食を各自で摂って、12時45分に枚方市立鍵屋資料館に集合しました。
大座敷には立派なお雛様が飾られていました。
大座敷は折り上げ格天井が立派で、館長さんが、鍵屋、枚方宿、三十石船等について
説明してくれました。
堤防からは鍵屋全体がよく見えました。
我々の乗る船が着岸しています。
船内は机が2列でベンチに腰掛けます。
今回の一本松海運の三十石船は下り便が茶菓子とお茶が付いて、4800円でした。
どれもなかなか美味しかったです。
淀川三十石船舟歌保存会の方、2名で気の合った舟歌を披露してくれました。
昔は4名の船頭が息を合わせる為に歌ったそうで、全国大会もあるそうです。
鳥飼仁和寺大橋は唯一の有料橋ですが自動車は100円、歩行者は10円とのこと。
城東貨物線 淀川橋梁は、赤川鉄橋と呼ばれJRの単線の傍に自転車と人の橋があり、渡った
ことがありますが、おおさか東線で複線化になり、今では渡れなくなり、残念です。
蕪村の故郷の説明を聞いている内に大川への分岐点の毛馬のこうもんが近づいて来ました。
閘門は淀川と大川との水位が違うので設置されています。閘門内の水位を淀川と同じに
なると船が入り、入口の扉が閉じられます。
その後で、水位を出口側と同じまで排水します。岸壁の水の濡れ具合で、約1m位
下がったのが分かります。
大川と同じ水位に下がると、出口の扉が開きます。
大川沿いの桜は満開でとても綺麗でした。
造幣局の八重桜も咲き始めていました。今年の通り抜けは予約抽選制でしたが
それも中止のようで残念です。
寝屋川との合流点に来ると、大阪城が見えます。
終点の八軒浜には、多くの観光船も発着していました。
約2.5時間の船旅でしたが、昔の人にとっては、歩くよりも早く、快適な交通手段だったと
思われます。