第3回 京都竜神巡り
今回は、6月13日(木)に12名で京都市内の竜神巡りに出掛けました。
10時にJR及び京阪の東福寺駅に集合し、瀧尾神社に向かいました。
瀧尾神社は江戸時代の後期に大丸百貨店の創業者の下村彦右衛門が寄進しました。
本殿は平安京以前からの雨、水を司る龍神の高龗神を祀った貴船神社奥院が移築されました。
神楽殿の天井には大きくて立体的な龍神が据え付けられています。
例年はお正月しか登れませんが、今年は辰年なので今も見られました。
京阪で祇園四条駅に移動し、建仁寺境内にある西来院に行きました。
鎌倉の建長寺を開山した蘭渓道隆の750年大遠忌に合わせて整備され3月から初公開されて
います。
お庭には中国の峨眉山から頂いた大きい石を中心に中根行宏氏、直紀氏が作庭しました。
大広間の天井には女流アーティストの陳漫氏の白龍図が飾られています。
座敷に寝転んで鑑賞できます。
座敷には木村英樹氏の登竜門図があり鯉から龍に変化する瞬間を正面から見た
変わった構図の力作です。
次に八坂神社へ。 こちらが正門です。
本殿は2020年に新規国宝に指定された祇園造りですが、その下には青龍が棲む龍穴があり
漆喰で固められていると言われています。
境内には御神水の湧水があります。
美御前社の前には、美容水(身も心も美しく)があり、舞妓さんや化粧品メーカーが
お詣りに来ます。
円山公園の中の食堂で昼食をと思っていたのですが、4月にお洒落なイタリアンに変身。
美味しかったです。
神泉苑は平安京造営時に設けられた禁苑で歴代の天皇が行幸されました。
弘法大師が祈雨の修法をし、善女龍王を呼んだお蔭で雨が降り、善女龍王社を祀りました。
祇園祭は八坂神社と共に行われ令和4年から御神水との交換が行われ、神輿を清めています。
境内にはその年の恵方に向きを変える恵方社があり、今年は東北東に向けられています。
昔から雨や水を司る竜神巡りはあり、石清水八幡宮から貴船神社まで参ったようですが
そのごく一部を見て回りました。