「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」感想 ギンギラピカピカだけでは・・・

さてさて「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」　の感想です。

※ちょっとネタバレもあるので知りたくない人は読まないで下さい。


この雰囲気バツグンのチラシを初めて観た時、感動してめちゃくちゃ期待しました！
「おおっ！やっぱギャバンは他のヒーローものとは違うぜ！」
製作陣も俺たち往年のギャバンファンの熱い思いをわかってくれていている！
と思っていましたが・・・


全体的に映画のクオリティが低かったように思います（子供向け映画だから？）

製作費も、時間も人員も抑えられて製作されたのでしょう。
戦闘員の数も少ないし、悪の人数、少なすぎ・・・

セットや特撮もテレビレベルで、
映画ならもっと時間もお金もかけて拘ってほしかった。
特に「マクー空間」が酷かったです。

ブツ（コンバットスーツ）だけはやたらギンギラピカピカしててキレイでしたが
シャリバン、シャイダーはプロテクターが大きすぎるのか
なんかバランスが悪くてちょっとカッコ悪かったです。

シャリバン、シャイダーに変身する今どきのイケメン？の兄ちゃんの
「赤射！」「焼結！」には失笑してしまいました。
もっとビシッ！っと気合い入れてほしい。特にシャリバンに赤射する人。


アクションシーンもあまり時間をかけて撮っていないのか、
大葉さんも石垣佑磨さんも特に印象に残るような
「おおーっ！スゲーッ！カッコエエー！」っていうカットがなかったです。

もっと大葉さんの気迫のこもった表情やアクションの“間”の芝居を撮ってほしかった。

石垣佑磨さんのアクションはスピードもキレもあってよかったです。
蹴り技が素晴らしく、鋭い膝蹴りやカカト落としもやっていましたが、
乱闘シーンで画面がゴチャゴチャしていて
せっかくの素晴らしいアクションが生きていなかったように感じました。

もっと昔のＪＡＣのような高所からの飛び降りや
ワイヤー無しのアクロバット系のアクションもやってほしかったです。


前作の「ゴーカイジャーＶＳギャバン」が予想以上に大ヒットしたものだから
ギャバンで稼げるうちに稼いでおこう！って感じで短期間で急いで製作されたのかな・・・

安易にリメイクやら新シリーズにしてほしくないなぁ・・・

俺は戦隊ものや仮面ライダーってあんまり興味ないねんけど
ギャバンだけは特別に大好きやから、
もし今後もギャバンが製作されるのなら
“子供向け映画”の域を超えてもうちょっと“大人向け”の
ハードなアクションで熱っついストーリーのギャバンが見たいです！
もちろん、大葉健二さんがメインで！


ギャバンコスプレして一人で妄想しときますｗ

レーザーブレード！