「過去のバイクシリーズ」 ヤマハＲＺ３５０Ｒ 血の気が引く、強烈な加速！

ひさびさに「過去のバイク」シリーズで～す！

俺が１７歳（高校３年）の時乗っていたヤマハＲＺ３５０Ｒ(1983年式)です！

この前に乗っていたホンダＶＴ２５０Ｆがヤンキーの車とブツかって大破してしまい、
修理すればまだＶＴで走ることはできたけど、
俺は被害者だったので事故の保険金をそこそこ貰えたから新しいバイクを買うことにしたのだ！

特にＲＺ３５０Ｒが欲しかった訳でもないねんけど、
バイク屋に一緒に行った親父が展示してあるＲＺ３５０Ｒを気に入ってしまい（笑）
この赤のＲＺ３５０Ｒにしたのよ。
３５０は車検があるためＲＺ２５０Ｒより人気がなくて値段もかなり下がっていたと思う。

ＧＸでも、ＶＴでも事故ったのに、うちの両親は俺がバイクに乗ることにぜんぜん反対しなかった。
親父も若い頃バイクに乗ってたし、
おかんの弟（叔父）が“バイク狂”というくらいバイクがめちゃくちゃ好きやったし、
俺の兄もバイクに乗ってたので、我が家はバイクに対しては理解のある家庭だったのです！
なので少々の事故くらいでは「もう、乗るな」とは言わなかった。

さてさてピッカピカの新車で買ったＲＺ３５０Ｒなのですが、
高校生でヘナチョコライダーだった俺ははっきり言ってぜんぜん乗りこなせていませんでした！

乾燥重量１４５ｋｇ、最高出力５５ＰＳ、パワーウェイトレシオ２.６３ｋｇ/ＰＳ
２スト、３５０ｃｃのフル加速は、血の気が引くくらいめちゃくちゃ強烈でした！


アクセルを開けると速すぎて怖かったので普段はゆっくりおとなしく走っていました（笑）
ＹＰＶＳのおかげで２ストなのに低速でもトルクがあって低回転で走り易かったな～

車体は大柄やったけど４スト４００に比べて車重が軽かったので
チビで短足の俺でも取り回しは楽でした。
キックも軽く、エンジンのかかりはよかったです。

丸目のビキニカウルも好きやった。
ＶＴ、ＶＦ、ガンマ、ＧＰ－Ｚなどのライバル車はほとんど角目やったけど
ＲＺ－Ｒは丸目なのよねー、
“フグカウル”と言われたりしたけど
今改めて見ると“初代新幹線”のような温かみのあるデザインがいいですね～

テールランプはでっかくてダサかった（笑）
“おむすびテール”とか言われてたよねー


当時バイトはしてたけどまだ高校生やったので
バイクに改造費なんてあんまりかけれなかったけど
ウインカーだけ、自分で改造してました。
ノーマルのでっかい丸型が嫌で、フロントは汎用の埋め込み型に換えて
リアはホンダのビート（←車じゃないよスクーターだよん）のフロントウィンカーを流用したった。
ノーマルよりかなり精悍になったと自画自賛してたものです。

この３連アナログメーター、好きでした！（ピンボケ写真でごめんなさい）
当時のスポーツバイクはセパハンが多かったけど
この型のＲＺ－Ｒはパイプハン。乗車姿勢も楽で乗り易かったです。
キーを回すと「ウィー、ウィー」とＹＰＶＳの作動音がしてちょっと嬉しかったなー



でもこのＲＺ３５０Ｒ、一年も乗らなかった。
やっぱりキックが面倒臭かったし、
「速すぎるポテンシャルを使い切っていない」という引け目を感じてたのよね。
それにこの頃、アメリカンバイクに興味を持ち始めていて
このＲＺ－Ｒを売ってヤマハのＸＳ２５０ＳＰに買い替えました。

ＲＺ３５０Ｒ、乗ってた期間は短かかったけど
強烈な加速と共に多感な高校３年の時の思い出がいっぱい詰まった忘れられないバイクです。
（このブーツも手袋も友達の借り物です。＞Ｋっちゃん、憶えてる～？）