映画『地獄でなぜ悪い』感想① 痛快ヤクザアクションコメディ青春娯楽エンターテイメント！

昨晩レイトで、またまた映画「地獄でなぜ悪い」を観てきました！

２回観ても、やっぱめちゃめちゃおもろかったし感動しました。
うまく言えないけど・・・
ほんま今までこんなパワフルでストレートで上手いは映画は観たことないです！

※ 以下、ネタバレありなので映画の内容を知りたくない人は読まないで下さい！

どんな映画なの？と聞かれれば、
ヤクザが映画を撮る映画、
俺の映画知識の中ではよく似た映画が見当たらないので答えようがないけど
「蒲田行進曲」と「二代目はクリスチャン」を混ぜて
さらに強烈にしたような映画とでも言えばいいかな・・・
痛快ヤクザアクションコメディ青春娯楽エンターテイメント映画とでも言っときます！

知らない人はとりあえず予告だけでも観て下さい。
映画『地獄でなぜ悪い』予告編



めちゃめちゃおもろかったけど万人ウケする映画ではないと思います。
かといってそんなにマニアックでカルトな作品とも思いません。
ヤクザ映画、自主映画、ブルース・リーなどの予備知識がある程度あれば十分楽しめるでしょう。

ちょっとバイオレンス描写が激しいので（笑えるけどね）
血しぶきドバー！や首が飛んだりするシーンもあるので
そういうのが苦手な人は観ない方がいいでしょう。（ＰＧ１２）

俺自身もスプラッター的な描写がもう少し少なければもっと感動したと思います。
刀で頭を真っ二つに割られても生きている公次（星野源）には
ちょっとしつこい演出やなと正直感じてしまいました。

しかしそれが“地獄”なんでしょうね。　地獄でなぜ悪い！

ヤクザ映画にありがちなエロいシーンもなかったのが好感がもてました。
色っぽいヤクザの愛人なんかも登場しますが
レイプシーンやベッドシーンはもちろんビーチクもおしりも出てこないです。
だからデート映画としても楽しめると思いますよ。
ちょっと血の量が多い映画やけど・・
二階堂ふみの衣装はめちゃセクシーですが健康的でエロカッコイイです。

作品の概要、ストーリーについては
公式サイトをぜひ見て下さい。　

「地獄でなぜ悪い」公式サイト　→　http://play-in-hell.com/

２時間１０分の作品ながらテンポが凄くいいのであっという間に終わってしまいます。
しかし内容は盛りだくさんで濃い～ので見応えたっぷり、大満足の作品です。

初っ端からカット割り、カメラワーク、場面転換、効果音の使い方、音楽、
すべてがテンポよくてグイグイ映画に引き込まれました。
長回しのシーンもあるので緊張感や臨場感もありますよ。

アクションシーンも多いし迫力満点！
クライマックスの大乱闘、銃器類の迫力はちょっと凄すぎて圧倒されました！

同時進行でいくつもの場面が展開していて、いったいどうなるのだろうと思わせといて
やがてすべてが繋がって怒涛のクライマックスに突入する展開にはグッときました。

特に音楽がよかったです！
園子温監督自身がミュージシャンでもあるので
音楽に対するこだわりは相当感じました。
リズミカルな音楽、シリアスな音楽、センチメンタルな音楽、ドラマチックな音楽が
常に鳴り響き、起伏の激しいドラマ展開をより一層盛り上げていました。
しかし突然、無音楽になるシーンも何カ所かあって“笑い”や“緊張感”を自在に操っていましたね～
このあたりはほんま上手い！と思いました。

クライマックスの乱闘シーンが始まる直前、無音状態がかなり長いシーンがあります。
静寂の中で映画館の観客がグッと息を飲むのがわかりました。
乱闘シーンが始まってクラシック（ベートーベンの第９？）が鳴り響きスローモーションになるシーンは
なんかちょっと涙がでるくらいゾゾーッと感動というか感激しました。
もちろん音楽だけでなくそれまでのドラマ展開があっての感動です。

それとＣＭソング♪全力歯ぎしりレッツゴー！が耳に着いて離れません～ｗ
あの子役（原菜乃華）めちゃめちゃカワイイ！

感想、長くなりそうなので続きはまた後日書きます～！