映画「イン・ザ・ヒーロー」観てきました。
よかったです! さわやかに感動しました!
特撮ヒーローものやアクション映画の裏方、
スーツアクターの世界にスポットを当てた映画です。
クサくてベタで大袈裟でちょっと暑苦しいところもありますが笑って泣ける感動作品です。
俺は泣きませんでしたが劇場では泣いている人もいました。
映画のストーリー・概要は公式サイトをご覧になって下さい→http://in-the-hero.com/
俺自身もブルース・リーに憧れアクション俳優を目指し、
スーツアクター、アクション、スタントの世界に身を置いていたことがあるので
主人公の本城渉(唐沢寿明)にはめっちゃ感情移入、自己投影できました。
首を痛めているところまで・・・
でも俺の場合は“武士道”など暑苦しいことは説いたりしなかったので
どちらかといえば生意気な一ノ瀬リョウ(福士蒼汰)タイプだったかなw

映画の中でいろいろ笑える場面がありますが
レストランで「ドラゴンへの道」のパロディっぽいシーンはおもろかったです。
唐沢さんてほんまブルース・リーが好きなんやろなー
小柄で厳つい寺島進がピンクの中に入っていたり、
ヒーローショーのMCは舞台裏で悪役が一人で何役もやっていたりとか
業界の“あるある”がたくさん出てくるので業界経験者はより笑えるでしょう。
加藤雅也扮するプロデューサーがおもろかった。
コートを着たまんまサウナに入るシーンは一番笑えました。
本人役で出演している松方弘樹も粋でかっこいい。
アクションシーンはもちろん素晴らしかったです!
この映画のアクション監督は俺のスタントマン時代の師匠であるWILD STUNTSの柴原孝典さん。
劇中劇のアクションシーンが多いので
客観的に撮っているカットが多くメイキング映像やドキュメントタッチでより解りやすいアクションでした。
ラストアクションは怒涛の忍者100人斬り!
斬っても斬っても次から次に出てくる忍者軍団!
唐沢寿明の殺陣はスピードも迫力もあり尚且つ美しい!

ただ、劇中のスタンリー・チャン監督がこだわった「CGもワイヤーも使わない本物のアクション」というわりには
CGもワイヤーも少し使っていたのがちょっと残念です。
2階からの背面背落ちのカットは・・・正直、イマイチ迫力不足でした。
ラストの火だるまスタントは圧巻です、
全身炎に包まれ体を捻りながら宙を舞うシーンは美しくもあり大迫力でした。
思わずかけよる和久井映見の演技に感動。
吉川晃司が歌う主題歌は好みが分かれるところかもしれませんが
俺はよかったと思います。
俺は自分のアクション・スタントの才能や可能性に見切りをつけ夢を諦めた人間ですが
若い頃、この映画の主人公のように本気でアクションの夢を追った自分のことを思い出せたし、
これからもあの頃の情熱や行動力を忘れずに生きていこうと再認識させてくれる映画でした。
映画を観た後、思わずアクションごっこ!
トゥーーーッ!

これからも趣味として自己満足と健康維持のためにアクションは続けるぜ!
飛び蹴りや回し蹴りはもちろん、
受け手のリアクションや吹っ飛び、受け身も練習してるよん。
アクション万歳!
ケガには気を付けましょう~