「セーラー服と機関銃 -卒業- 」感想（ネタバレあり）

「セーラー服と機関銃 -卒業- 」を観てきました！

俺はべつに橋本環奈のファンでもないし

ＪＫ好きでもありませんが

実は1982年に公開された

薬師丸ひろ子・主演の「セーラー服と機関銃」が

けっこう好きな映画なのです。

今でもパンフレット持ってます！



俺が中学３年の時（３４年前！）

同級生と梅田の映画館に

「セーラー服と機関銃」を観にいきました。

薬師丸ひろ子のファンでもなかったけど

コミカルながらも人情派のストーリーに

けっこう感動したのを憶えています。

なので今回の「セーラー服と機関銃 -卒業- 」も感動できるかなと

期待していったのですが・・・

う～ん、ちょっと期待外れでした。残念・・・




ストーリーは

現代の社会風刺をうまく取り入れててよかったと思いますが

脚本、演出が腑に落ちないところが多かったというか

俺好みではなかったです。

泉と月永の関係性をもっとドラマチックに描いてほしかった。

ラストのキスもなんで？って感じ

薬師丸版へのオマージュ？




長回しが多いのも気になりました。

臨場感、緊張感のある長回しは好きだけど

けっこうダラダラグダグダ感もありました。




橋本環奈の熱演はよかったと思います。

色気は無いけどめっちゃかわいいと思います！




長谷川博己は「地獄でなぜ悪い」がめっちゃよかったから期待してたけど

今回のようなヤクザ役は、正直なところイマイチだと思いました。

黙っているとカッコイイのですが

セリフを喋ると、

声が高いのかドスがぜんぜんきいていないので

カッコよくない！恐くない！

やっぱ、ヤクザ役は

観客をもビビらすぐらいの

ドスのきいた声でセリフをしゃべってほしいです。



安藤政信のキレた演技も観てて疲れました。



アクションシーンは派手でなかなかよかったと思います。

銃撃戦に混じって

カランビットナイフを使ったアクションがあるのですが

これがキレッキレでズバッズバで

めちゃめちゃカッコよかった！

単にカッコイイだけじゃなく

戦慄が走るような残忍さがよかったです！

アクションコーディネーターはカラサワイサオ氏

アクションクルーに

岡本良史さんの名前もありました。さすが！



エンディングは

卒業式で泉がいきなり

「セーラー服と機関銃」の主題歌を歌い出したので

なんで？？？と思ったけど

「セーラー服と機関銃」は名曲だと思うので

なんかこの曲のおかげでラストはちょっとだけ感動できましたｗ



なんだかんだ悪口ばっかり書いちゃったけど

俺の正直な感想です。

映画の好みや評価は人それぞれなので

気になる人はぜひ劇場へ！