映画「パシフィック・リム」を観てきました。
いやあ、あんまり興味なかってんけど
映画レビューなどでなかなか評判いいし
俺の愛読書[TVブロス]で
ギレルモ・デル・トロ監督のインタビュー記事を読んで興味を持って観にいったけど
ほんまにおもろかったです。
「トランスフォーマー」よりもよかったと思います。
俺は昭和42年(1967)2月生まれの現在46歳の中年のおっさんですが
やはり子供の頃はゴジラやガメラの怪獣映画や
ウルトラマン、ジャイアントロボ、アイアンキング、ジャンボーグAなどの
巨大特撮ヒーローものや
ゲッターロボやマジンガーZなどの巨大ロボットアニメにも夢中になった世代です。
しかし成長していくにつれ
まだ子供心ながらも、こんな巨大ロボや怪獣ものは
アニメか“着ぐるみ丸出し”のちゃちい映像でしか表現できないやろなと思っていました。
まさか製作費180億円(!)もかけたハリウッド超大作で
幼稚な(←悪い意味ではありません)「巨大ロボVS大怪獣」の実写映画ができるなんて!
怪獣、ロボット、モンスター映画への“愛”を感じる超豪華特撮映画なのです!
VFX、CG映画嫌いの俺ですがSFものでは大歓迎なのです。
シリアスな映画の中で
リアルな格闘アクションやカーアクションでCGを多用されるのが嫌いなだけなのです。
「パシフィック・リム」ではCG映像はもちろん使われているのですが
実物のセットや特殊メイクなんかも多用した“特撮”もふんだんに使われており、
CG映像一辺倒なのっぺりしたアニメのような映像ではなく、
デジタル+アナログの融合したリアルで重量感のある映像になっていると思いました。
ロボット(この映画ではイェーガー)の内部、武器、衣装なんかも
細かいところまでこだわりを感じられ“おたく魂”をくすぐられます。
近未来的な最新システムの中にも
古い工場の機械のようなスイッチやレバーがあったりして
ここでもデジタル感とアナログ感がみごとに融合してリアルな世界観を出していました。
このあたりはSF映画マニアにとっては見どころのひとつですね。
怪獣のデザインに関してはちょっと俺の好みではなかったけど
イェーガーVSカイジューのバトルは大迫力でした。
ストーリーも音楽もキャスティングも良かったと思います。
司令官役のイドリス・エルバがめちゃくちゃカッコイイ。
菊地凜子も主演をくうほどの存在感でした。
個人的には菊地凜子はそんなに美人ともスタイルがいいとも思いませんが
この映画では太い眉とキリっとした目がかっこよかったです。堂々としたハリウッド女優です!
芦田愛奈ちゃんは少ししかでてきません。
怪獣の死骸から
怪獣の内臓や寄生獣を取り出して売りさばく闇のブローカーの存在には笑いました。
ほんと細かいところまで“おたく魂”“特撮愛”に溢れた映画です。
子供の頃、特撮映画、巨大ロボアニメが大好きだった中年世代たちには楽しめる作品だと思います!
ぜひ劇場へ!
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