週明けの水曜日からテモダール服用が再開されます。これまでの放射線との併用では幸いにも骨髄抑制などの目立った副作用は起きませんでしたが、5日間と短期間とは言え、1クール目は倍量を服用しますので、少し不安です。
さて、不安を解消するため、テモちゃんのカラクリを再確認してみました。図はテモちゃんのオリゴ退治の有機化学的なカラクリです(医薬品インタビューフォームから抜粋しました)。テモダールの4位カルボニル基の炭素原子が求電子性原子であるので体内で加水分解されやすく、生成するメチルジアゾニウムイオンがアルキル化剤として腫瘍細胞の増殖を抑制する、ということだそうです。ここでミソなのは、テモちゃんが脳の中まで届いた後で加水分解されるという点です。このカラクリを考えながら飲むとテモちゃんがよく効きそうな気がします。まさにミクロの決死圏の世界です。