ふくふく日記

絵本・紙芝居作家のよこみちけいこのブログです
子育てに家事に音楽に創作のことなどなど,マイペースでのんびり更新中

ぼくんちがさいこう!

2016-02-09 17:34:12 | 有田川
去年、有田川町の絵本コンクールで佳作になりました副賞で
作品を電子書籍化していただきましたよ~

有田川町の図書館のHPから、閲覧可能です。
ちなみに去年とおととしに入賞した作品も電子書籍化されております。
有田川の素敵スタッフのみなさま、ありがとうございまーす。


こちらから~
「ぼくんちがさいこう!」

これは父子家庭のお話なんですけど、うちの旦那の子供時代の話をモデルにしてます。
旦那は2歳になる前にお母さんが亡くなってて、お母さんの記憶がないんですって。覚えてるのは、『人がなんかいっぱいで嬉しいな~』と思ってたらそれがお母さんのお葬式だったんだとか。泣けるわ…

絵本の中では主人公ひでくんしか子供いないのだけど、実際は旦那は双子でお兄さんもいたので、おばあちゃんはちびっこ男子三人を亡くなったお母さんに代わって、育ててくださったんですね~。
ほんと頭が下がります。70歳からの子育て。しかも双子(2歳)と5歳って!

そんでお父さんは魚屋さんだったんですけど、
「肉が食べたい」
なんて言おうものなら
「食わんでええ!」
ってご飯ヌキだったそうですわ~。

おばあちゃんは昔の人だったので、「お父さんのいうことは絶対!」の子育て。
なので今でもうちの旦那はお父さんやお兄さんには完璧な敬語!口ごたえしたり、けんかしてるとこも見たことないです。

おばあちゃんは、旦那が中学生のころから入退院を繰り返していて、
痴呆の症状も出て、ずっと病院で意識のもうろうな状態に。
92歳で亡くなられました。
私が旦那と結婚して、娘が生まれてすぐくらいだったかなあ。

でも旦那が耳もとで「ばあちゃん、見舞いにきたよ」って言ったら
はっ!って感じで、「塾にいかんと!」とか叫んでたり!
双子のことが最後まで、気になって心配だったんだねえって。もう泣ける、おばーちゃーん。
あなたの大事な孫は、たくましく成長して立派なお父さんになりましたよ~。

そんなおばあちゃんとの思い出の一部だけですが、絵本にできてよかったです。

ま、出版にはならなかったので残念ですが…
お時間あったら、読んでみてくださーい。