<令和元年度B日程 准看護師試験 第61問~第70問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2024年08月31日 | 准看合格法
【問題61】 皮下注射の実施について、適切なのはどれか。 


1 注射針は、20~21 Gを使用する。 

2 注射部位は、上腕骨頭と肘頭を結んだ直線の中央の位置である。 

3 アルコール消毒が乾かない間に、針を刺入する。 

4 刺入時は、患者に手指先のしびれがないか確認する。 



















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・正解 4


1 注射針は、22~25 Gを使用する。 

2 注射部位は、皮下脂肪の厚みがあって柔らかく、神経や血管、骨や関節などから離れている部位である。 

3 アルコール消毒が乾燥してから、針を刺入する。※消毒効果を上げるため 

4 刺入時は、患者に手指先のしびれがないか確認する。 


※G(ゲージ)=注射針の針の太さ ゲージの値が大きいほど針は細い





















【問題62】 20滴で1 mLの輸液セットを使用し12時間で900 mLの輸液を投与する場合、1分間の滴下数 について、適切なのはどれか。 


1 20滴 

2 25滴 

3 30滴 

4 35滴














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・正解 2


計算     1ml = 20滴
       ×900   ×900
       900ml=18000滴


       1時間 = 60分
       ×12    ×12
       12時間 =720分  
  

      18000(滴)÷720(分)=25滴/分


※総滴下数を出し、時間(分)で割る






















【問題63】輸血用血液製剤と保管温度の組み合わせで、誤っているのはどれか。 


1 人全血液ー 2~6℃ 

2 人赤血球液ー 10~14℃ 

3 新鮮凍結人血漿ー -20℃以下 

4 人血小板濃厚液ー  20~24℃












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・正解 2


1 人全血液ー 2~6℃ 

2 人赤血球液ー 2~6℃

3 新鮮凍結人血漿ー -20℃以下 

4 人血小板濃厚液ー  20~24℃


















【問題64】 湿性の冷罨法について、正しいのはどれか。 


1 冷パップ 

2 氷枕 

3 氷嚢 

4 氷頸
















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・正解 1


1 冷パップ =湿性冷罨法

2 氷枕 =乾性冷罨法

3 氷嚢 =乾性冷罨法

4 氷頸=乾性冷罨法


※類似問題 正看 第103回 午後22問
























【問題65】 腹腔穿刺時の看護について、適切でないのはどれか。 


1 事前に排泄を促す。 

2 患者を腹臥位にする。 

3 ショックに注意しながら観察する。 

4 穿刺前後の腹囲を測定する。 














 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)














・正解 2


1 事前に排泄を促す。 

2 患者を仰臥位または半坐位にする。 

3 ショックに注意しながら観察する。 

4 穿刺前後の腹囲を測定する。 


※腹腔穿刺=腹腔内に針を刺し、腹水を抜くこと






















【問題66】 無菌操作時に使用するディスポーザブル製品の取り扱いについて、適切でないのはどれか。 


1 複数回使用できる。 

2 使用期限を確認して使用する。 

3 包装に穴が開いているものの使用は避ける。 

4 乾燥した清潔な場所に保管する。

















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・正解 1


1 複数回使用できない。 

2 使用期限を確認して使用する。 

3 包装に穴が開いているものの使用は避ける。 

4 乾燥した清潔な場所に保管する。


※ディスポーザブル=使い捨て

 医療におけるディスポーザブル=1回のみの使用を目的とした医療用器具



















【問題67】 慢性期について、誤っているのはどれか。 


1 疾患が完治しないまま、長期的に経過している時期である。 

2 症状が再発したり悪化したりする時期のことを、寛解期という。 

3 生活の仕方が病状を左右する。 

4 患者は、医療不信になることがある。















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)















・正解 2


1 疾患が完治しないまま、長期的に経過している時期である。

治療は続いているが、症状が収まって穏やかな状態のことを、寛解期という。

3 生活の仕方が病状を左右する。

4 患者は、医療不信になることがある。
























【問題68】 出血傾向のある患者の看護について、適切でないのはどれか。



1 転倒や打撲に留意するよう説明する。 

2 排便時は、強くいきまないように指導する。 

3 歯ブラシは、硬い材質のものを使用する。 

4 駆血帯の長時間装着を避ける。















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・正解 3


1 転倒や打撲に留意するよう説明する。 

2 排便時は、強くいきまないように指導する。 

3 歯ブラシは、柔らかい材質のものを使用する。 

4 駆血帯の長時間装着を避ける。


※出血傾向=血液中の血小板が減少し、出血しやすい状態

 駆血帯を使用する目的=静脈血の還流を阻止し、末梢神経を怒張させ、穿刺を容易にする
 






















【問題69】 黄疸のある患者の看護について、適切なのはどれか。 


1 黄疸の状態は、人工光の下で観察する。 

2 肝庇護のため、低エネルギー食をすすめる。 

3 肝血流量を確保するため、身体活動を促す。 

4 瘙痒感がある場合は、皮膚を清潔に保つ。














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・正解 4


1 黄疸の状態は、自然光の下で観察する。 

2 肝庇護のため、栄養バランスのとれた食事をすすめる。 

3 肝血流量を確保するため、身体活動は控える。 

4 瘙痒感がある場合は、皮膚を清潔に保つ。
                                                                            

※黄疸=肝臓でビリルビンが解毒されず血中に増加し、皮膚や白目が黄色くなる

 肝庇護=肝機能を改善させることを目的とした治療法

 掻痒感=かゆみ 皮膚を掻いたり、こすったりしたくなるような不快な感覚





















【問題70】 脱水について、正しいのはどれか。 


1 水欠乏性脱水(高張性脱水)は、嘔吐や下痢が原因となる。 

2 水欠乏性脱水では、痙攣がおこる。 

3 ナトリウム(Na)欠乏性脱水(低張性脱水)は、口渇感が強くあらわれる。 

4 ナトリウム欠乏性脱水では、血圧低下がみられる。














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・正解 4


1 水欠乏性脱水(高張性脱水)は、水分摂取不足などが原因となる。 

 低張性性脱水では、痙攣がおこる。 

高張性性脱水は、口渇感が強くあらわれる。 

4 ナトリウム欠乏性脱水では、血圧低下がみられる。


※低張性性脱水=水分の喪失よりナトリウムなどの電解質が著しく喪失している状態

 等張性性脱水=水分とナトリウムが同程度に喪失している状態

 高張性性脱水=電解質よりも水分が著しく喪失している状態 高ナトリウム血症をともなう















<おことわりとお願い>

正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。

疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!


 「あなた様のご健康・学業成就・ご活躍を祈念しています!」

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