問題 51 体位変換について、正しいものを一つ選べ。
1 看護者は支持基底面を狭くした姿勢で行う。
2 仰臥位から側臥位にするには患者の両膝を伸ばし、膝と腰部を回転させて行う。
3 長座位から端座位へは患者の殿部を軸にして回転させる。
4 体位変換は全て一人で行い、他の看護者の協力は求めない。
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・正解 3
1 看護者は支持基底面を広くした姿勢で行う。
2 仰臥位から側臥位にするには患者の両膝を立てて、膝と腰部を回転させて行う。
3 長座位から端座位へは患者の殿部を軸にして回転させる。
4 体位変換は、他の看護者の協力を求める場合がある。
2 仰臥位から側臥位にするには患者の両膝を立てて、膝と腰部を回転させて行う。
3 長座位から端座位へは患者の殿部を軸にして回転させる。
4 体位変換は、他の看護者の協力を求める場合がある。
問題 52 褥瘡について、正しいものを一つ選べ。
1 身体の活動性が高くなると褥瘡が発生しやすくなる。
2 麻痺は褥瘡の発生要因ではない。
3 仰臥位の場合、肩峰突起部は好発部位である。
4 ブレーデンスケールは褥瘡発生予測スケールの一つである。
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・正解 4
1 身体の活動性が低くなると褥瘡が発生しやすくなる。
2 麻痺は褥瘡の発生要因である。※麻痺により体の動きが妨げられるため
3 側臥位の場合、肩峰突起部は好発部位である。
4 ブレーデンスケールは褥瘡発生予測スケールの一つである。
※褥瘡=床ずれ
肩峰突起部=肩甲骨の外側先端部分
問題 53 診察の介助について、正しいものを一つ選べ。
1 胸部の診察時には、患者のプライバシーを守るため看護者は退室する。
2 腹部の診察はファーラー位をとるように介助する。
3 診察に必要な部位のみを露出する。
4 診察に使用した物品は全て滅菌する。
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・正解 3
1 胸部の診察時には、患者のプライバシーを守るため看護者は退室するわけではない。
2 腹部の診察は仰臥位で膝を屈曲するように介助する。
3 診察に必要な部位のみを露出する。
4 診察に使用した物品は洗浄・消毒・滅菌する。
問題 54 経管栄養法について、正しいものを一つ選べ。
1 経口から十分な食事を摂ることができない患者に行われる。
2 体位は仰臥位とする。
3 流動物を注入する前に、チューブの先端が食道部にあることを確認する。
4 流動物の注入後は 5~10mℓの白湯やお茶でチューブ内を洗浄する。
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・正解 1
1 経口から十分な食事を摂ることができない患者に行われる。
2 体位はファウラー位とする。
3 流動物を注入する前に、チューブの先端が胃内にあることを確認する。
4 流動物の注入後は 栄養剤がチューブに残らないようにするため50mℓ程度の白湯でチューブ内を洗浄する。
※経管栄養法=口から食事ができない患者に、鼻や口から胃や腸にチューブを通して栄養剤を投与する
問題 55 一時的導尿の援助について、正しいものを一つ選べ。
1 尿閉に対する処置として行う。
2 消毒されたカテーテルを使用する。
3 成人の場合、ネラトンカテーテルは 5~8Fr を使用する。
4 成人男性の場合はカテーテルを 10 ㎝挿入する。
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・正解 1
1 尿閉に対する処置として行う。
2 消毒されたカテーテルを使用する(再利用型の場合)。
3 成人の場合、ネラトンカテーテルは12~18Fr を使用する。
4 成人男性の場合はカテーテルを 18~20 ㎝挿入する。
※一時的導尿=尿道口からカテーテルを挿入して尿を排出する手技
尿閉=膀胱に尿が貯まっているにもかかわらず排尿できない状態
問題 56 睡眠について、正しいものを一つ選べ。
1 サーカディアンリズムは生活習慣の影響を受けない。
2 病院の環境は睡眠を妨げる因子にはならない。
3 体温は入眠とともに低下し、覚醒する頃に上昇する。
4 レム睡眠は浅い睡眠から深い睡眠まで、4 つの段階に分けられている。
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・正解 3
1 サーカディアンリズムは生活習慣の影響を受ける。
2 病院の環境は睡眠を妨げる因子になる。
3 体温は入眠とともに低下し、覚醒する頃に上昇する。
4 ノンレム睡眠は浅い睡眠から深い睡眠まで、4 つの段階に分けられている。
※サーカディアンリズム=体内にある時計のようなリズム 24時間周期で睡眠と覚醒を繰り返す
レム睡眠=脳が活発に動いている
ノンレム睡眠=脳も休息している
問題 57 成人に対する浣腸の援助について、正しいものを一つ選べ。
1 催下浣腸は大腸内の便の排泄を促す目的で行う。
2 グリセリン浣腸は 60%溶液を用いる。
3 催下浣腸液の温度は 35℃とする。
4 カテーテル挿入の長さは 10cm とする。
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・正解 1
1 催下浣腸は大腸内の便の排泄を促す目的で行う。
2 グリセリン浣腸は 50%溶液を用いる。
3 催下浣腸液の温度は 40~41℃とする。
4 カテーテル挿入の長さは 7~8cm とする。
※催下浣腸=排便を促す目的で行われる浣腸
問題 58 湿性温罨法について、正しいものを一つ選べ。
1 温湿布
2 湯たんぽ
3 熱気浴
4 電気あんか
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・正解 1
1 温湿布 =湿性温罨法
2 湯たんぽ =乾性温罨法
3 熱気浴 =乾性温罨法 電熱装置で内部の空気を熱した箱の中に患部あるいは全身を入れて治療する
4 電気あんか=乾性温罨法
問題 59 ネブライザーによる薬液噴霧について、正しいものを一つ選べ。
1 超音波ネブライザーは、咽頭から喉頭まで薬液が到達する。
2 体位は、座位または半座位、側臥位とする。
3 吸入中は呼吸回数を多くし、薬液の吸入を促進する。
4 呼吸状態や喀痰の有無の観察は、吸入 1 時間後から開始する。
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・正解 2
1 超音波ネブライザーは、咽頭や喉頭などの上気道だけでなく肺胞まで薬液が到達する。
2 体位は、座位または半座位、側臥位とする。
3 吸入中はゆっくり呼吸し、薬液の吸入を促進する。
4 呼吸状態や喀痰の有無の観察は、吸入中に開始する。
※ネブライザー=気道に薬剤を投与する吸入療法を行う際に使用される吸入器
問題 60 肘・膝関節に用いる包帯の巻き方について、正しいものを一つ選べ。
1 らせん帯
2 環行帯
3 折転帯
4 亀甲帯
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・正解 4
1 らせん帯 =包帯を1/2~1/3程度重ねながら、らせん状に巻く
2 環行帯 =包帯を同じ部位に環状に重ねて巻く
3 折転帯 =包帯を1/2~1/3程度重ねて巻く 前腕や下腿など
4 亀甲帯=関節部を中心に8の字を描くように交差させて巻く
<おことわりとお願い>
正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。
疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。
※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!
あなた様のご健康、学業成就、ご活躍を祈念しています!!!