<平成29年度A日程 准看護師試験 第21問~第30問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2024年12月27日 | 准看合格法
問題 21  腎疾患について、正しいものを一つ選べ。 


1 腎細胞がんのうち最も多いのは扁平上皮がんである。 

2 腎細胞がんは血行性転移をきたしやすい。 

3 腎盂腎炎の原因としてブドウ球菌が多い。 

4 糖尿病は糸球体腎炎の原因にならない。

















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・正解 2


1 腎細胞がんのうち最も多いのは淡明(たんめい)細胞型腎細胞がんである。 

2 腎細胞がんは血行性転移をきたしやすい。 

3 腎盂腎炎の原因として大腸菌が多い。 

4 糖尿病は糸球体腎炎の原因になる可能性がある





















問題 22  次の組合せで、正しいものを一つ選べ。 


1 EBウイルス ― DNAウイルス 

2 B型肝炎ウイルス ― RNAウイルス 

3 インフルエンザウイルス ― 空気感染 

4 麻疹ウイルス ― 経口感染
















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・正解 1


1 EBウイルス ― DNAウイルス 

2 B型肝炎ウイルス ― DNAウイルス 

3 インフルエンザウイルス ― 飛沫感染・接触感染 

4 麻疹ウイルス ― 空気感染(飛沫核感染)・飛沫感染・接触感染 


※EBウイルス=ヘルペスウイルスの一種

 DNAウイルス=遺伝情遺をDNA にのせているウイルス

 RNAウイルス=RNA(リボ核酸)で遺伝情報をもつウイルス RNAは通常1本鎖構造を持ちDNAよりも不安定で変異が起こりやすい傾向にある 




















問題 23  大腸菌について、正しいものを一つ選べ。 


1 グラム陽性桿菌である。 

2 胃から大腸に常在している。 

3 腸管出血性大腸菌はベロ毒素を産生する。 

4 腸管出血性大腸菌感染症は 2 類感染症に分類される。















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


  


















・正解 3


1 グラム陰性桿菌である。 

大腸に常在している。 

3 腸管出血性大腸菌はベロ毒素を産生する。 

4 腸管出血性大腸菌感染症は 3 類感染症に分類される。




















問題 24  ワクチンについて、正しいものを一つ選べ。 


1 生ワクチンは不活化ワクチンに比べ、持続時間が短い。 

2 ロタウイルスに対するワクチンはない。 

3 麻疹ワクチンは生ワクチンである。 

4 風疹ワクチンは不活化ワクチンである。 
















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・正解 3


1 生ワクチンは不活化ワクチンに比べ、持続時間が長い。 

2 ロタウイルスに対するワクチンはロタリックスとロタテックの2種類がある。 

3 麻疹ワクチンは生ワクチンである。 

4 風疹ワクチンは生ワクチンである。 


※生ワクチン=病原体は生きているが、病原体のウイルスや細菌の病原性を弱めたもの

 不活化ワクチン=毒性や感染力を失った(生きていない)細菌やウイルスを利用したもの





















問題 25  臓器移植について、誤っているものを一つ選べ。 


1 臓器提供者をドナーという。 

2 臓器の移植を受ける者をレシピエントという。 

3 本人の臓器提供の意思が不明な場合、家族の承諾があれば臓器を提供できる。 

4 臓器提供が可能な年齢は 15 歳以上である。















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・正解 4


1 臓器提供者をドナーという。 

2 臓器の移植を受ける者をレシピエントという。 

3 本人の臓器提供の意思が不明な場合、家族の承諾があれば臓器を提供できる。 

4 臓器提供の意思表示に年齢制限はない※書面での臓器の提供をする意思表示は民法上の遺言可能年齢である15歳以上が有効である






















問題 26  看護の倫理について、正しいものを一つ選べ。 


1 ICNによる看護師の基本的責務は、健康の増進、疾病の予防、疾病の治療 及び健康の回復である。 

2 ヘルシンキ宣言ではリビングウィルについて提唱された。 

3 看護者の倫理綱領(日本看護協会、2003 年)には、患者の権利擁護について 書かれている。 

4 「ナイチンゲール誓詞」はナイチンゲールが作成した。 

















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・正解 3


1 ICNによる看護師の基本的責務は、健康の増進、疾病の予防、健康の回復及び苦痛の緩和と尊厳ある死の推奨である。 

2 ヘルシンキ宣言ではインフォームド・コンセントについて提唱された。 

3 看護者の倫理綱領(日本看護協会、2003 年)には、患者の権利擁護について 書かれている。 

4 「ナイチンゲール誓詞」は米国のファーランド看護学校で作成された






















問題 27  ストレスについて、誤っているものを一つ選べ。 


1 内・外的環境の変化に対し自分の欲求を調整し、環境の変化を促しながら 支障なく生活できることを適応している状態という。 

2 ストレスに対し何らかの対処行動をとることを、コンプライアンスという。 

3 警告反応期はショック症状の後、ショックに対する防御(防衛)反応がおこる。 

4 抵抗期は、ストレッサ―に対する抵抗力が増す。













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・正解 2

 
1 内・外的環境の変化に対し自分の欲求を調整し、環境の変化を促しながら 支障なく生活できることを適応している状態という。 

2 ストレスに対し何らかの対処行動をとることを、ストレスコーピングという。※コーピング=対処する・処理する 

3 警告反応期はショック症状の後、ショックに対する防御(防衛)反応がおこる。 

4 抵抗期は、ストレッサ―に対する抵抗力が増す。
 

※コンプライアンス=法令順守

 ストレッサー=ストレスの原因























問題 28  カウンセリング的に関わる看護者の態度について、正しいものを一つ選べ。 


1 誘導 

2 同情 

3 価値判断 

4 自己一致












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・正解 4


※自己一致=自分の弱さを認め、自分は自分でいいということに気付いた状態
























問題 29  入院による心理的特徴について、誤っているものを一つ選べ。 


1 乳幼児では、母親と離れることで分離不安を生じやすい。 

2 思春期では、親や看護者に悩んだり苦しんだりしている姿を見せたくないという 気持ちをもつ。 

3 成人後期では、社会的に安定していることから不安は大きくない。 

4 老年期では、生命の限界を意識し死への不安が増強される。
















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)

















・正解 3


1 乳幼児では、母親と離れることで分離不安を生じやすい。 

2 思春期では、親や看護者に悩んだり苦しんだりしている姿を見せたくないという 気持ちをもつ。 

3 成人後期では、職場や家庭、身体的・心理的に変化が激しく、ストレスを受けやすい。 

4 老年期では、生命の限界を意識し死への不安が増強される。


 



















問題 30  次の組合せで、正しいものを一つ選べ。 


1 作業環境管理 ― 労働基準法 

2 児童の定期健康診断 ― 医療法 

3 要介護認定 ― 高齢者の医療の確保に関する法律 

4 受動喫煙の防止 ― 健康増進法 

















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・正解 4


1 作業環境管理 ― 労働安全衛生法・作業環境測定法

2 児童の定期健康診断 ― 学校保健安全法

3 要介護認定 ― 介護保険法

4 受動喫煙の防止 ― 健康増進法 























<おことわりとお願い>

正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。

疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!


あなた様のご健康、学業成就、ご活躍を祈念しています!!!







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