毎日牛、週1馬、一寸農園、花

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ガマン比べ

2021-06-04 16:54:21 | 日記

牛は4つ胃が有り、第一胃が草(繊維質)の消化に大きく関わっています。

子牛の時は、第一胃が未発達なので、草を効率的に利用できません。(でも、本能?、母牛が大量に食べているので、食べようとします。飼料用に生産された牧草は収量を確保するため子牛が消化しにくい時期まで生育させ収穫するのでなおさらです。)

なので、子牛のエサの中心は、(母乳と)穀類や粕類にビタミン、ミネラルを加えたペレットです。

粕類とは簡単に言うと、穀類などで人が食べない部分です。例えば、白米を作るときの米ぬか、小麦粉を作るときのフスマ、豆腐を作るときの豆腐粕(人がおからとしてほんの少しは利用していますが)、食用油をとった後の大豆粕等です。

子牛用ペレットは優れた飼料ですが、穀類粕類が原料の中心なのでリンが必要以上に含まれています。

リンは大事な栄養素ですが、過剰摂取すると尿石症を引き起こす原因になります。(尿道の構造の違いで、雄は罹りやすく、メスはほとんど罹りません。)(~。~;)?

そのため我が家では、リンをほとんど含まないビートパルプを市販子牛用ペレットに追加混合しています。

(ビートはカブや大根に近い根菜で、これから砂糖を作ります。ビートパルプはその時の搾り粕、これも粕ですが、穀類、豆類でないので、リンがほとんど含まれていない珍しい粕です。)

ビートパルプは良い効果がありそうなのですが、子牛の嗜好性にばらつきがあるのが難点です。(^_^;

今も、5か月齢前後の3頭の1群がよく残すので、ガマン比べしました。通常は午前のエサは10時過ぎにはすべて給与するのですが、今日は牧草の約半分とペレットの約1/3を午後3時頃まで給与せずにガマン比べしました。

ビートパルプは午後2時頃でもかなり残していましたが、残りを掃き寄せ牧草をふりかけにしてガマン。(;・д・)

すると3時頃にはほとんど食べてくれました。\(^o^)/

すぐに残りを給与しました。(^^)

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿