鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

黒檀差す鑿(大突き)

2016-11-10 06:32:18 | 大工道具
黒檀の差す鑿の柄付けは割れやすいので要注意です。


中尾(コミ)が長くて太いので穴開けはいつも以上に慎重になります。


食い違った時に抜くと割れる恐れがあります。


もし割れた時の事を考えると。・・・。材料の単価が高いうえに時間のロスになりますもの。









何とか割れずに出来ました。2倍の時間はかかってますけど。


大き目の穴を開けると時間等のリスクは回避できますが、買われたお客さんの気持ちになればそうはいきません。









口金磨きで合わせ仕様になります。









マチと口金の仕込み部分のアップ写真です。









建物でも基礎とか、見えない所が一番大事ですね~、実はここに一番時間がかかります。



よく相談で「柄がごそごそでどうしたらいい?」と聞く事がありますので。



柄屋さんの考え方で性分で変わりますが。安平なら!言われるようにやって行きたいですね。
コメント
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