鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

下がり輪調整 1

2018-03-28 06:46:00 | 大工道具
新品の鑿も輪を下げて調整しなければいけません。

そのまま使うと輪の上部内側をふさいでしまう事になってしまいます。

卸さんが嘆いて持って来られました。「輪の調整できない大工さんが増えてきた」と。

小売店から預かってこられたそうです。





輪を抜いてみます。

輪にも何種類かあります。業者も数件ありますし。



この輪は下側が広く上が狭いタイプです。

面は取ってありません。







上側です。

ちょっとバリも残ってました。







下側・上側の面を取ってみます。












傷が付かないように養生してバイスに挟んで再度はめます。






頭を叩きました。





輪の抜けた物も付けて全部完成しました。





コメント
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