鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

古鑿修復 2

2015-04-22 07:01:06 | 大工道具
古い鑿ってハカマ(口金)もいい感じに腐食しています。
それを生かして下さいってのもありました。
古い桂(下り輪)も使いました。






渋くないですか?
自分でもいい感じになったと満足してます。



組鑿もありました。








新しい鑿もいずれこういう雰囲気になってくるんでしょう。
味がありますね~。
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古鑿修復 1

2015-04-21 06:57:27 | 大工道具
以前投稿した物。リフォームしして頂いた大工さんの叩き鑿。

ビフォアーはありません。撮り忘れました。
研磨で擦り合わせで成形が崩れたマチをヤスリで成形・黒焼後・柄付け。
普段こんな事はしません。弟嫁のいとこのなんで実験の意味で。






問屋さん経由で色んな古鑿が回ってきます。

田斎さんの叩き鑿。付いてた手打ちハカマ綺麗にしてそのまま使用。






船弘さんの叩き鑿






長弘さんの追入れ鑿。画像上の方です。





綺麗によみがえると非常に嬉しいです。
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特殊な鑿 3

2015-04-20 07:40:27 | 大工道具
再び入って来ました。
前回の大工さんの追加分で叩き2本です。





一般の厚鑿より厚くて形も違いますね~。


全体像です。




今回もかなりきつくはめれたと思います。
喜んで頂ければいいにですが・・・。


特殊なのがあると仕事も刺激的です。
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ミニ鑿

2015-04-15 23:48:19 | 大工道具
以前違う鍛冶屋さんのに付けた事がありました。




グミの合わせ仕込みです。



こちらは擦り合わせ。






軸が短いので非常にしにくいです。
鍛冶屋さんもさぞかししにくかった事でしょうね~。


鑿は刃も軸も追い入れより短く柄丈は3寸3分なので一段と短く感じます。


すごく久しぶりにしました。
どちらがいいかお好みですね。
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焚き物

2015-04-13 21:19:06 | 大工道具
木工業の廃材は木の切れ端と鉋屑。
その処理方法。


うちの風呂は子供の頃頃からそれで風呂を沸かしています。
いわゆる五右衛門風呂。
昔よくあったゲスイタ?底が厚くないように板をはめてた。

今は人口大理石の浴槽に変わりましたが湯沸し方法は昔のまんま。
風呂を焚くのは子供の仕事でした。
今は小5の子供が担当です。


体の芯まで温まっていいんですよこれが。


うちのリフォームして頂いた大工さんに廃材を持ってきてもらってます。
お互いが助かるので。




冬場は薪ストーブに樫と混ぜて使ってました。



だいぶ前になりますが興味深い話を聞きました。
以前に御礼で柄付けした物の感想。


今のリフォームの刻み仕事によく使われてるそうです。


この鑿、前に使って張ったおじいさんが自分で柄付けされた物で歪がずれてたそうです。
そのうえ上手擦り合わせされてなかったので蛇が蛙を飲み込んだようになってました。

「しっくりきてスーと入る?バランスがいい!」
その鑿だけが歪がずれてたそうで、毎回「ンッ?」と違和感があったようです。


「曲がった柄を使ったから判る実感」って笑ってました。
柄付けって鑿の印象まで変わってしまうのかと再認識しました。
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