鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

釜地の鑿

2015-04-10 06:53:19 | 日記
以前、高田さんから和鉄(古い和釘を集めて)の鑿が来た事がありました。
画像はありませ。
確かコミ(中尾)の和鉄と刻印があった事を覚えてます。


この度、高昇さんから釜地の鑿が来ました。
お聞きすると明治の頃の製鉄方法で不純物が多く、錬鉄(チェーン)より柔らかくて古く巣がある?とか。



凹凸が浅い?薬に漬ける時間?見た目は錬鉄に似てます。
いい風合いがかもし出されてます。






グミでペーパー仕上げで輪を下げる仕様。
高昇さんの古くからされてるタイプですね。








コミ(中尾)は少し太めでした。
いい感じに仕上がったと思います。
どなたに手に渡るのでしょうね?
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土間鏝 叩き鏝 2

2015-04-09 07:02:16 | 大工道具
この間72本した家事屋さんとは別の所です。
三木工業協同組合青年部のこの物です。





中尾は太くて丈夫です。
ちょっとやそっとで硬い歪み直しが出来ないのです。
穴あけだ大事になってきます。




最初のが割れました。
ちょっと根元の穴が小さかったようですね。





なんとか出来ました。
後のはなんとか全部大丈夫でした。






また、違う鍛冶屋さん(青年部メンバー)形だけを見るとレンガ鏝のよう。
でも、土間叩き鏝です。
この中尾は極軟鉄なので歪みはみ見やすいです。





口金は自作され一緒に持って来られました。
握りやすさを考えこの形にしました。
柄は焼いて黒くするそうです。

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特殊な鑿 Ⅱ

2015-04-07 07:03:51 | 大工道具
Ⅰで書ききれませんでしたので引き続きです。

連れの鑿叩きが在りました。
これもまた尺角薄切りのあの方のです。







厚みがあって重たいです。
鍛冶屋さんも大変やったでしょうね~。


これもまた鋼入りがきれいです。




その方を思っていい物を打とうという思いが伝わってきます。

その思いを受けて柄付けする。
これが私の仕事です。責任重いですが非常にやりがいがあります。



別口でこの鑿は山車製作に使われるとか?





鑿の総丈1尺2寸。柄が6寸。
これまたすごい重いです。


コミ(中尾)の写真撮り忘れましたが10cm強はありました。
これは一発でOKだったので非常にいい気分でした。
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特殊な鑿 Ⅰ

2015-04-04 10:09:58 | 大工道具
まずは完成品これです。




鋼入りなんともいい感じです。




どなたが使われる鑿でしょう?
色んな経由で鍛冶屋から来ました。
以前のテレビで尺角を見事に薄切りされてたあの方のだそうです。(ビックリです...)



他の鍛冶屋さんので使われてたのが↓です。




こんなになっちゃうんですね~。

で、今回のはこれです。





口金より木の方を少し出してます。
かなり重たく抜けてはいけないので固めの穴を開けるとこうなりました。




まだ入りきってないのに...(苦)。
で、木を切って穴を点検。





口が少し狭いようなので、少し大きくして見本にして新たに作りました。
いや~時間かかった~。どういう結果が返ってくるんでしょうね~。
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4月突入

2015-04-03 07:02:13 | 大工道具
前々から春に出るので~!と言うことで土間叩き鏝が持ち込まれてました。
大きいのでかさが高いのと重たい。




この度のは4種類ある中の1種類でした。
数がまとまり72本ありました。






胴が張ってるのでかなり硬いのでこれだけ輪を入れると次の日かるく張ってました。
ラブを塗って回復しましたが。



次の日も違う鏝屋さんが持ってこられたしたが、シーズンなんですかね~?
ここのは首が硬いので歪みを見るのが大変なんです。
穴あけをいがめてしまうと後々大変なんで。

仕事のし易いしにくいありますものね~。


先週義理の兄の運転手でいのししの焼き肉を食べに行った時、同じ場に大工さんが2人居られ。仕事に向けてのヒントを頂いた。

とにかく手が早いそうです。段取り以上に感覚を磨く?

出会いに感謝です。
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