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Windows Embedded Standard 8 CTP2 -10-

2012-06-24 14:20:32 | Windows Embedded Standard
前回に続き、Configuration FileベースのカスタムIBWイメージ作成での

注意点をもう一つ。


あらかじめ、プロダクトキーを設定しておかないと、

カスタムIBWでブート後、エラーが出てウィザードを実行することができません。

これはWES8 CTP1でも同じです。


じゃ、どこでプロダクトキーを設定するのか?


ICE(Image Configuration Editor)でConfiguration Fileを新規作成時に

自動的に含まれるパッケージ、Embedded Core(通称「eCore」)の中で設定します。



Configuration Fileを新規作成し、

ICEの中央に表示されている「Configuraiton File」ペイン内で、eCoreのツリーを展開すると、

中にSetup_x86という項目があります。

この項目を選択すると、右側の「Settings」タブの表示が変わり、

この項目で設定できるデータが表示されます。


右上にある「Filter view by:」とキャプションされたコンボボックスで、

windowsPEフェーズを選択します。

下図のように、Settingsタブの各データが変更可能になるので、

UserData
→ProductKey
 →Key

とツリーを展開し、Keyの右側の欄にプロダクトキーを入力してください。

(クリックすると大きな画像が見れます)





実は、eCoreのShell_Setup_x86の中にも

ProductKeyという名前のデータがありますが、

ここを設定してもエラーが出ます。

名前が似ているので間違わないように(笑)

「Shell_Setup_x86」ではなく、「Setup_x86」のUserData内にあるProductKeyです。


Windows Embedded Standard 8 CTP2 -9-

2012-06-24 01:04:27 | Windows Embedded Standard
以前の記事Windows Embedded Standard 8 CTP2 -3-

WES8CTP2のToolkitインストール後の

スタートメニューを見てもらいましたが、

WES7のときにあった「Windows PE Tools Command Prompt」も

なくなっています。


では、Configuration FileベースのカスタムIBWイメージを出力後、

ISOイメージを作成するにはどうすればいいのか?


調べてみると、Toolkitと一緒に

ISOイメージを生成するためのoscdimgツールが

インストールされています。

インストール先フォルダは

(WES8CTP2 Toolkitのインストールフォルダ)
 →Toolset
  →Windows Deployment Tools
   →Deployment Tools
    →(CPU Type)
     →Oscdimg

です。

CPU Typeのところはx86かamd64となります。


oscdimgツールを使用するには、

①コマンドプロンプトを管理者権限で実行

②カレントディレクトリを上記のoscdimgツールが入っているフォルダに設定

③以下のコマンドを実行

 oscdimg.exe -n -m -h -b.¥etfsboot.com c:¥xxx c:¥Work¥yyy.iso

 ※xxxにはカスタムIBWイメージを保存したフォルダを指定してください。

  yyyはISOイメージファイルのファイル名を任意に指定してください。

  ここではCドライブ内に作成したWorkフォルダに保存しています。

  ¥マークを全角で記載していますので、

  コピペする場合は注意してください(笑)。