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サンソン・フランソワ ショパン バラード&スケルツォ

2013-12-04 07:59:13 | 音楽
サンソン・フランソワ ショパン バラード&スケルツォ

録音が綺麗なのではなくフランソワの弾くピアノの音が綺麗なのだと思います
上手な人はまず音が綺麗なのはバランスが良いからでしょう。
フランソワはもっともっと個性のある方かと思いきや正々堂々とショパンのバラードを演奏なされているしテクニック的には全く問題なく表現しきっています。
先日聴いたポリーニのバラード&スケルツォより劇的な表現されているかもしれません。

ピアノ自体の癖だと思いますが高音で一個響く音が突き刺さるのが気になる程度でそれ以外は十分綺麗だと思います。
ベートーヴェンもモーツァルトもそれほど評価しないというフランソワ
名前が軽いのでサティのようなピアニストかと思いきや
かなりしっかりしたテクニックを元に表現力豊かに演奏なさっているようです。
バラードに関しても特異なテンポルバートで独自の世界を展開してるかと思いきや
意外とルバートはそれほど目立たなくたんたんと演奏されて行く中で時折おしゃれな表現が見受けられるところが素晴らしい!



これほど素晴らしいピアニストが1970年46歳で亡くなられたとは
生きていればホロヴィッツを超える名声を得るか越えなくとも同等の名声を得ていたのではないでしょうか!
天才が持ちうる音色をしっかり持っていらっしゃるような気がします

フランソワの演奏は
バラードよりスケルツォの方が聴きやすいし
もしかしてスケルツォのベスト盤はフランソワのこの演奏家もしれないと思わせるほどです。

EMIから36枚組みBOXが過去に出ているらしい
ジャケットはもてたんだろうなということをうかがわせるいい男ですし
サンソン・フランソワはかなり素晴らしいピアニストだっとことは間違いないと思います。

Kakishima

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