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くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2024-02-05 06:20:47 | Weblog

やれやれ。

昨日の休み。。

いつものルーティーンで

買い物から帰ってきて、

買ってきた惣菜で昼飯済まそうと思ったら、

台所からぷーん

なんか汚物みたいな匂い??

排水管が詰まったのか、

洗濯機かトイレか風呂場か??

出かけてる間に何があったんだって

あせってオロオロしてたら、

台所の生ゴミコーナーから

ぞろり・・・。

カメムシ1匹這い出てきてたXXX

0度が1度になった位の暖気だぜ??

それでもマイナス2桁よりは暖かく感じたんだと思うんだけど

あわて過ぎな虫がどっかから出てきたらしい。。

丁寧にガムテープで処理したけど

あせらすなって・・・。

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王様の扉(204)

2024-02-05 00:00:00 | 「王様の扉」

 あっという間に、沙織は男達に囲まれていた。
「この……なんて言ったか、“為空間”だったな。ここからは決して逃げられやしないぞ」と、拳銃を構えた男は言った。「プレシディオの餌食になって、粉微塵になっちまえ」
「娘婿がわざわざ出てくるなんて、よっぽど見られちゃ困る物のようね」と、振り返った沙織の顔には、目だけを覆うマスクがはめられていた。「だけど、そううまく行くかしら。ここでそんな物撃ちまくったら、怪我するのは私だけじゃないわよ」
 背中に回した沙織の手は、バッグの中にしまっていた拳銃を、そっと探っていた。
「おまえを片付けるのは俺たちじゃない」と、拳銃を持った工藤は言った。「そこで眠っているやつだよ」
 にやついた笑みを浮かべた工藤に言われ、――はっ、として棺のそばから離れようとした沙織だったが、棺の中で横たわっていた青年が、音もなくすっくと立ち上がった。

「はっはっは……」

 と、沙織を取り囲んでいた男達が、工藤の笑い声に合わせて一斉に出入り口のある壁まで下がった。
 拳銃を構えた工藤は、沙織に狙いをつけたまま、棺から立ち上がった青年に言った。
「さぁ、プレシシディオ。その女を引っ捕らえろ」
 しかし、薄い手術着を着た青年は、うつろな目で正面に立った男を見やると、はっと横を向き、沙織に言った。

「――さおり? 沙織なのか」

 と、ジローは驚いたように言った
 沙織は身じろぎもしないまま、返事をする代わりに大きく首を傾げた。

「もういい。撃て、おまえら。こいつらを無事で帰すな」

 と、拳銃を構えた工藤は言うと、沙織とジローに向かって、次々に拳銃が発砲された。
 工作台のようなテーブルの陰にさっと身を隠した沙織とは反対に、棺を飛び出したジローは、床に落ちていた棺の蓋を拾うと、盾のように構えて激しい銃弾を避けながら、沙織の元に近づいていった。

「あなた、言葉はわかるの」

 と、沙織はジローに言った。
「沙織、ここは危ない――」と、沙織の手を取ったジローは言うと、男達に向き直った。「ここを出よう。話しはその後だ」
「――」と、無言のままうなずいた沙織は立ち上がると、ジローの持つ棺の蓋に隠れながら、やって来た出入り口に近づいていった。

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王様の扉(203)

2024-02-05 00:00:00 | 「王様の扉」


 ――ズッズズン。

 沙織が、覗きこんでいた棺から顔を離したタイミングと同じくして、ラボにあるなにかの機器が動き始め、重い棺が瞬間だけ、わずかに浮き上がったように振動した。
 いきなりのことに後じさりした沙織は、棺の下から伸びたいくつものコードが、床板の下に伸びているのを見つけた。

「ウッ、ウウン……」

 苦しそうな声が、棺の中から聞こえてきた。
 沙織が棺の中を覗きこむと、横たわっていた青年が、苦しそうに身をよじっているのが見えた。

「――どうしたの、大丈夫」

 十分な危険を感じてはいたが、サイボーグのような青年が苦しんでいるのを目の当たりにして、思わず助けなければ、という衝動が、沙織を反射的に突き動かしていた。
 沙織は、再びバールを手に取ると、なんとか棺の上蓋を取り外した。
 棺の中に横たわった青年は、手術を受ける患者が着ているような、薄手のガウンのような服を着ていた。
 苦悶の表情を浮かべ、わずかに体をのけ反らせてもがいている青年は、歯を食いしばりながら、なにかに耐えているようだった。
 棺の中をうかがう限り、なにか目につくような仕掛けは見当たらなかった。
 しかし、棺の中に設けられたなにかが、青年に苦痛を与えているはずだった。
 沙織はバールを両手で持ち直すと、棺の下から伸びているコードに叩きつけた。
 叩いて、叩いて、叩いて、繰り返し叩きつけ、青年が身をよじらなくなるまで、何度も叩き続けた。

「私は、沙織――」

 と、沙織は目を覆っていたマスクを外して汗をぬぐうと、ようやく静かになった青年の顔を覗きこんで、言った。
「あなた、誰なの?」

 閉まっていたドアが乱暴に開かれた。と、手に武器を持った男達が、部屋の中に雪崩れこんできた。
「やっぱり来たな、女ネズミ」と、その中の一人が、拳銃の狙いを沙織につけながら言った。「盗みに入るんなら、もっと場所を調べてからにすればよかったんだ。地下倉庫の拳銃だけ盗んで出て行けばよかったのに、ここまで嗅ぎ回られちゃ、無事に逃がすわけにはいかないんだよ」

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