くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2024-01-31 06:19:49 | Weblog

やれやれ。

ようやく雪も落ち着いてこのまま春かな?

なんて思ってたんだけど

そんな甘い話はないよね、さすがに・・・。

悔しいけど、

またぞろ今週末から天気悪くなるなるみたいじゃない。。

もう勘弁してくれや・・・。

ここんところ、除雪で蓄積された疲れがでてきて、

今までそんなにおいしいと思わなかったんだけど、

なんか妙にらっきょうがおいしく感じる??

前だったらありがちなポテチつまんでたりしたんだけど

余計に腹が減ったりするだけで

正直おいしいって感覚もぼんやりしてたんだけど

たまたまめざといおやつがなくって

漬物代わりに買って置いたらっきょうつまんだら

染みるのよ、全身に・・・。

もう手放せないわ。

生姜もいいかもしんないけど

あんまり刺激が強いのも苦手だから、

休日の買い物は

なんか真っ先にらっきょうのコーナー覗きそう。。

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王様の扉(194)

2024-01-31 00:00:00 | 「王様の扉」


「――誰か、知ってヤツいるか」

 と、眼帯の刑事はそばにいた警官達に聞いたが、誰もが見ていないと首を振った。
「どこに姿を消したんだ」と、眼帯の刑事は舌打ちをして言った。
「――君塚さん」と、ニンジンは言いながら、いつの間にか消えていたキノコ型の小屋を目で探した。「もしかすると、本当に本物の魔法使いだったかもしれませんよ」
 振り返ると、不思議そうに首を振る眼帯の刑事と、顔を見合わせた。

「まさかな」
「まさかね」

 と、奇妙に声が重なった。
「みんな、ご苦労さんはおあずけだ。いそがしくなるのは、これからだ」
 戻ろう――と、眼帯の刑事がため息混じりに言った。
 下着姿の男は、ケージに入れられたまま、運ばれていった。

 

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王様の扉(193)

2024-01-31 00:00:00 | 「王様の扉」

 くるりと回れ右をしたニンジンは、夢中で走った。
 大きなケージを目の当たりにして、刑事の考えがとっさに理解できた。
 ライオンに似た獣はすぐにニンジンに追いつき、鋭い爪を背中に伸ばした。
 しかし、そこまでだった。ライオンに似た獣の鋭い爪に引っかかれる寸前、ニンジンはケージの中に滑りこんでやり過ごし、そのまま反対側から飛び出すと、待っていた警官がタイミングよく扉を閉めた。
 ライオンに似た獣は、鉄格子に行く手を遮られ、慌てて引き返そうとしたが、別の警官が入り口の鉄格子も閉じ、まんまと中に閉じこめてしまった。

 ガオーッ――……

 ケージの上に乗っていた警官が下に降りると、ライオンに似た獣は、くやしそうに吠えた。
 と、あらかじめ用意していたのか、渋いワイン色のビロードに似た大きな布が、ケージをすっぽりと覆うようにかけられた。
 オーッという歓声と共に、拍手が起こった。

「ありがとうございます。また機会があれば、素敵な舞台をご覧に入れます。どうもありがとう――」

 いつの間に来たのか、マジリックがニンジンの横で、集まっていた人達に深々と頭を下げていた。
 拍手がよりいっそう、湧き上がるように強くなった。
 戸惑っているニンジンの肩を、後ろから誰かが叩いた。びくりとして振り返ると、眼帯の刑事がいた。
「ご苦労さんだったな」

「――君塚さん」と、ニンジンが言うより早く、息を切らせた警官が言った。

「どうした?」と、眼帯の刑事は言った。
 警官が指をさした先を見ると、ケージを覆っていたビロードが外されていた。
 と、中にいたはずのライオンに似た獣の姿がかき消え、変わってスキンヘッドの男が、下着一枚だけを身につけた姿で、ベソをかいていた。

「ライオンを逃がしたやつらを見つけたって、警察に連絡したのは俺だよ。このとおりあやまるから、外に出してくれ、頼むよ――」

「帽子の男は」と、眼帯の刑事はニンジンに言った。
「ここに――」と、ニンジンは横を向いて指を指したが、つい今まで隣にいたはすのマジリックの姿が、どこへともなく消え失せていた。

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よもよも

2024-01-30 06:31:38 | Weblog

やれやれ。

やっと今週あたりから天気がよくなってきて、

朝イチでやってた除雪からも少しの間解放されそうで助かった。。

昨日もそうだったし、今朝もそうだった。

でもいつもより早く起きてとりあえず眠い目こすりこすり

着替えて寝ぼけたまんま玄関までは出て行って

雪が本当に降ってないか確認してから

部屋に戻るって感じなんだけど

これってもう精神的に追い込まれてる人の行動だよなXXX

って、社宅の灯油毎月給油してもらってるんだけど、

集金当番に払うのはいっつも現金なんで

財布にはそれなりにお金入れてたんだけど

つい金額の大きい紙幣休みの買い物で使っちゃって

やばっ

気がついたってもう遅いんだよね。。

昨日給油して請求書見たら血圧0になりそうだった。

2月を目前に財布の中に万円札一枚もなし。

まぁ、無駄遣いできないから決壊オーライなのかもしれないけど

考えると急にアレも食べたいコレも買わなきゃって

焦り始めるのってば、

これってもう精神的に追い込まれてる人の行動だよなXXX

冬が憎い。。

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王様の扉(192)

2024-01-30 00:00:00 | 「王様の扉」

 ライオンに似た獣の正面で立ち止まったニンジンは、しかしそれ以上、前に出ることができなかった。
「よしよし、いい子だ。食べるなら、こっちの方がうまいかもよ」と、ニンジンは言いながら、おいでおいでを繰り返し、男を助ける機会をうかがった。

「なんですって」

 と、ライオンに似た獣がくやしそうな顔をして言った。
 目の隅で、パトカーの後ろに隠れた警官達が、拳銃を構えているのが見えた。
 鼻にしわを寄せたライオンに似た獣が、低く唸りながら、馬乗りになっていた男から離れ、まっすぐニンジンの方に向かっていった。
「なによ、あんたまで」と、ライオンに似た獣は言った。ニンジンを見るその目が、蛇のように細く据わっていた。「私をからかってるの。人の肉なんて、そんな野蛮なもの食べたりしないわ」

「――ようし、その調子だ」

 と、ニンジンは言うと、腰を低くしてゆっくりと後ろに下がっていった。
 近づけないでいたマジリックが、その隙に男に駆け寄り、立ち上がらせて安全な場所まで離れた。男の服は鋭い爪で裂かれ、ぼろ切れのようにはだけていた。
「そのまま下がっていいぞ、骨は拾ってやる」と、様子をうかがってた眼帯の刑事が、ニンジンにメガホンで言った。
「ちぇ、人ごとだと思いやがって」と、ニンジンはライオンに似た獣から目を離さずに、毒づいた。
 公園の周りは、野次馬と警察で溢れていた。どこからやってきたのか、ヘリコプターが上空にとどまり、行方を見守っていた。
 ニンジンは背中を向けていたのでわからなかったが、ニンジンの後ろに、人の背丈は優にある大型のケージが運ばれてきた。危険な作戦だが、ライオンに似た獣ごと、大型のケージにおびき出そうという計画だった。

「心配するな、もう少しだ」

 と、眼帯の刑事はニンジンに言った。「俺が走れと言ったら、後ろを向いてダッシュしろ。いいな――」
「クッ」と、ニンジンは唇を噛んでうなずいた。
 一歩一歩、息を殺して後ろに下がり始めたニンジンは、いつになったらGOサインが出るのか、額から玉のような汗を次々と吹き出させていた。

「走れ!」

 

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王様の扉(191)

2024-01-30 00:00:00 | 「王様の扉」

 見ると、外国車の運転席から、靴を片方無くした運転手が、命からがら外に飛び出してきた。黒っぽいスーツを着た運転手は、ドアの窓から頭を突っこんでいるライオンに似た獣を振り返らず、まっしぐらに走り去っていった。

「――ごめんよ、ごめんってば」

 と、ライオンに似た獣が頭を潜らせている後部座席の窓から、悲鳴にも似た声が聞こえてきた。
 「あの時の、あいつだ」と、聞き覚えのある声を耳にしたニンジンは、マジリックを見て言った。
「ああ、あの声」と、マジリックは言った。「あなたと会ったとき、私の帽子に興味を持っていた人ですね」
「そういえば思い出したよ」と、ニンジンはうなずきながら言った。「女の子を二人連れた、いかにも金持ちそうなやつだ」

「――この前といい今日といい、もう許してあげないんだから」

 と、ライオン似た獣の声が聞こえた。

 ガオーッ――……

「やばっ」

 と、ニンジンは思わす声に出すと、遠巻きにしている野次馬をかき分けて走り出した。「まずいですね」と、すれ違いざまに聞こえたマジリックのつぶやきが、パチンという指の音と共に、ニンジンの耳に届いた。
 車にたどり着くのと、煙のように車が消え去るのとは、ほとんど同時だった。
 興奮したライオンに似た獣を刺激しないよう、走る勢いのまま、ニンジンが車の反対側に回りこもうとした時だった。後部座席でもみ合っていた二人を残し、外国車が煙のように消え去った。

「今度という今度は、もう許してあげないんだから」

 と、ライオンに似た獣が、男の上に馬乗りになっていた。

「ごめんよ、ごめん。俺が悪かった。あやまるから」

 と、男は涙を流しながら繰り返していた。「誰か、こいつをどけてくれ」

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よもよも

2024-01-29 06:07:11 | Weblog

やれやれ。

買い物しに出かけて

急にCM思い出して、

途中のオレンジ色のコンビニ寄ったんだけど

カツカレーなし・・・。

仕方がないから

記憶をたどってまた途中の系列店に行ったんだけど

そこもなし。。

諦めりゃよかったんだけど

気持ちと反対にハンドルは道をそれて隣町の系列店に向かってて、

ここまで来たらって向かったんだけど、

ようやくそこでカツカレー買えて

ほっとしたけど、

??

往復で50km以上は走ってんのXXX

1件目の近所にあったあったかいっぱいのカツカレーでよかったんじゃね??

なにこの休日?? 

自分のことながら情けないわ・・・。

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王様の扉(190)

2024-01-29 00:00:00 | 「王様の扉」

 ギロリとした怖い目が、帽子を拾ったニンジンをとらえて、ぴたりと止まった。
「おい、ちょっと。なんだよ……」と、ニンジンは手にした帽子を被りながら、苦しまぎれに言った。

「――調子は、どうだい」

 公園を取り囲んでいた警官達は、姿を現したライオンに似た獣を見たとたん、声を失った。
 警官達を指揮している眼帯だけが、なにやら周りの警官に、次々と指示を飛ばしていた。

「うとうとしていたのに、どうして起こしたの」

 と、ライオンに似た獣の、猛獣らしくない甘ったるい声が言った。

「この前もそうだったけど、もう許さないんだから――」

「――おいおい、なにもしちゃいないってば」と、ニンジンは後ずさりしながら、うなり声を上げて近づいてくるライオンに似た獣に言った。
 手を貸して立ち上がらせた警官が、危険な雰囲気を感じて、とっさに公園の中に逃げこんだ。ニンジンも後に続いて逃げ出そうとしたが、ほとんど助走もなしで飛び上がったライオンに似た獣は、軽々とニンジンを追い越して、立ち上がった。
 ライオンに似た獣は、振り返って鋭い爪と牙をここぞとばかりに見せつけ、逃げる気力と逃げ切る自信を失わせた。観念したニンジンはその場にしゃがみこむと、覚悟を決めてぎゅっと強く目をつぶった。

「――レイラ、おとなしくしなきゃだめだってば」

 と、公園にいたはずのマジリックの声が、ニンジンのすぐそば聞こえた。
 ニンジンが恐る恐る目を開けると、マジリックがニンジンをかばうように体を寄せていた。

「あいつは?」

 と、ニンジンはマジリックの手を借りて立ち上がると、姿の見えないライオン似た獣を探した。
 機嫌の悪いライオンに似た獣は、ニンジンが目をつぶっている間に、また軽々と頭上を飛び越え、大きな外国車のドアに噛みついていた。
「どうなってんだ」
 と、ニンジンは首をかしげて言うと、帽子を被り直したマジリックが、困ったように言った。

「こんなに芸の無いステージは初めてです。帰ったら特訓しなきゃだめですね」

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王様の扉(189)

2024-01-29 00:00:00 | 「王様の扉」

「――早く返せって」と、ニンジンは言うと、帽子に手を伸ばした。しかし、帽子を持った警官は、ぶるぶると激しく震え始めた帽子を気味悪がり、持っていた手をさっと離して、地面に落としてしまった。
 ニンジンとマジリックは、慌てて帽子をつかもうとした。しかし、どちらの手もするりとかわした帽子は、ころころころ――と、勢いよく転がって行ってしまった。

「おい、勝手に動くな」

 と、メガホンを持った眼帯の刑事が言った。とたんに、警棒を手にした警官達が、ニンジンとマジリックの前に立ちふさがった。
「――こっちより、さっさと転がっていった帽子を拾ってくれよ」と、ニンジンは離れていく帽子を指さした。
「やれやれ」と、足を止めたマジリックは言った。「ちょっと早いですが、この辺で帰ることにしますか――。もう何日か滞在しようと思いましたが、準備不足でした。思うとおりステージができなかったのが、心残りですけどね」
「また来ればいいさ――って、この場をうまく切り抜けられれば、の話だけどな」と、ニンジンは遠くを見るような目をしたマジリックに言った。「あんたのショーは、なんか予想外な事ばかりで、楽しかったよ」

「ヒィー……」

 と、公園の外にいた警官の一人が、情けない声を上げて、ドシンと尻餅をついた。
 転がってきたマジリックの帽子を、不用意に拾い上げたとたん、帽子の奥から飛び出してきたライオンに似た獣に、度肝を抜かれたのだった。
 仲間の悲鳴を聞き、警棒を持った警官達が、さっと後ろを向いた。ニンジンはその機会を逃さず、列になって立ち塞がっている警官の間を、さっとすり抜けた。

「大丈夫か――」

 と、ニンジンは尻餅をついた警官に走り寄り、手をつかんで立ち上がらせた。「怪我はないか」
 尻餅をついていた警官がうなずくと、ニンジンは転がっていたマジリックの帽子を拾い上げた。

「レイラさん、落ち着いて」

 と、マジリックの声が聞こえた。
 見ると、帽子の中から飛び出してきたライオンに似た獣が、興奮しきった様子で道路の真ん中に立っていた。
 ライオンに似た獣は、マジリックの声を聞くと耳をぴくりとさせ、ゆっくりと振り返った。

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王様の扉(188)

2024-01-28 00:00:00 | 「王様の扉」


「そこを動くなよ」

 と、メガホンを持った眼帯が、こちらに向けて言った。
「そんな大げさなもんは、仕舞ってくださいよ」と、ニンジンは言った。
「二人とも、手を上げてそこを動くな――」と、眼帯をした刑事は言った。
「……黙って指示に従おう。悪い人じゃない」と、ニンジンは言って両手を挙げると、ぎこちない様子でマジリックも手を挙げた。

「そのまま、動くなよ――」

 と、そばにやってきた警官達は、手を挙げたニンジンとマジリックを、危険な物を持っていないか、一人ずつ、服の上から手探りで確かめていった。
「おっと、静かに扱ってください」と、マジリックは慌てたように言った。ボディチェックをしていた警官が、マジリックの帽子に手をかけていた。「――そっと持ち上げてください。中に助手が入っているんです。あんまり揺すると、機嫌を悪くして癇癪を起こしますから」
 はたと動きを止めた警官だったが、不機嫌そうに顔をしかめると、マジリックの頭からチェック柄の大きな帽子をはずし取った。
「もう、いいんじゃないか」と、ニンジンは不機嫌そうに言った。「なにも隠しちゃいないし、ライオンみたいなでかい動物を、ポケットの中にしまっておけるわけがないだろ」
 警官の一人が顔を上げ、

「危険な物は、持っていません」

 と、振り返って眼帯の刑事に報告した。
 眼帯をした刑事は、「わかった」と言うと、ニンジンとマジリックに向かって、手を下ろしてもいいぞ、と身振りで示した。
 二人がほっとして腕を下ろしたとたん、腹の底がカミナリで撃たれたような、恐ろしい鳴き声が聞こえた。

「――ほら、だから注意したじゃないですか」

 と、マジリックが困ったように言った。
 辺りに響く鳴き声は、警官が持つマジリックの帽子の中から、聞こえてくるようだった。
 手を下ろしたマジリックは、警官が持つ帽子に手を伸ばした。しかし、異状を感じた警官は、職業柄かさっと手を引き、マジリックに帽子を返さなかった。
「どうするつもりなんです」と、マジリックは驚いた表情を浮かべた。「早くなだめないと、怒って外に出てきますよ――」
 怒りに我を忘れたような咆哮が、マジリックの帽子の底から、ぐんぐん大きさを増して近づいてきた。

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