やれほれ。
もう溶けない。
春まで我慢するしかないんだわXXX
はぁ。
今日も朝から腰がたがただし・・・。
朝一であくびしながら着替えるのは
スキーなんてろくにしやしないのにスキーウェア。
下着の上に着こんで
鼻水も凍りつく外に出て
冷たい風に咳き込みながら雪かきだよ・・・。
ここ数日風邪薬飲んでようやっと喉の痛みもなくなったっていうのに
いつぶり返してもおかしくないわ。。
やれほれ。
もう溶けない。
春まで我慢するしかないんだわXXX
はぁ。
今日も朝から腰がたがただし・・・。
朝一であくびしながら着替えるのは
スキーなんてろくにしやしないのにスキーウェア。
下着の上に着こんで
鼻水も凍りつく外に出て
冷たい風に咳き込みながら雪かきだよ・・・。
ここ数日風邪薬飲んでようやっと喉の痛みもなくなったっていうのに
いつぶり返してもおかしくないわ。。
城からの使者が来るとわかって、マコトはガラス窓の外を、いまかいまかとソワソワしながら覗きこんでいた。
「お待たせしました」
と、入口のドアを開けて、すらりとした男の人が中に入ってきた。
ジロー達は座っていた椅子からすっくと立ちあがり、入ってきた男の人をまじまじと見ていた。
「おや、早かったねえ」と、カウンターにいたおかみさんが、お礼を言いながら部屋の中に出てきた。
「ありがとう。後は私がやっておくから、今日は上がってもいいよ」と、おかみさんが言うと、男の人はお礼を言いながら、カウンターの奥の部屋に小走りで入っていった。「ああ、そうだ。もらった野菜だけど、欲しかったら持ってお帰りよ」
「ありがとうございます」と、男の人の声が、奥から小さく聞こえてきた。
「誰? ですか」と、マコトがぽかんとして訊いた。
「――ああ。宿屋を手伝ってもらっているんだよ」と、おかみさんは言った。「どうしたんだい? お城の使者と、勘違いさせちゃったかい」
一同は首を振ったり傾げたり、それぞれの反応をしておかみさんに答えた。
「まぁそうあわてなさんな」と、おかみさんは言った。「心配なんてすることはないよ。取って食ったりはしないから」
「はい」と、一人だけ返事をしたマコトは、椅子に腰をかける仲間をよそに、ガラス窓にべったりと張りつくように外の様子をうかがっていた。
「お待たせしました」
さっと宿屋のドアが開くと、ジロー達はすっくと椅子から立ちあがり、やって来た使者の方を一斉に向いた。
「ご協力、ありがとうございます」
と、又三郎は、カウンターにいるおかみさんにお礼を言った。「迷い人は、城でお預かりします。特に、問題になるようなことはありませんでしたか」
と、おかみさんは「なにもありゃしなかったけど、勘違いしているみたいだよ――」と、又三郎の後ろを指さして言った。
又三郎が戸惑いながら振り返ると、ジロー達が一緒に来ていた城の兵士の前に立ち、自分達が迷い人であることを、説明していた。
「なんだって?」
と、おかみさんは急に大きな声で言った。
「じゃあ、もしかしてあんた、見た目だけじゃなくって、本当に“迷い人”なのかい」と、おかみさんは言うと、ジローは大きくうなずいた。
「まったく。そんな大切なことなら、もっと早く言っておくれよ」と、おかみさんは言うと、カウンターの奥の部屋に急いで戻っていった。
訳がわからないジローは、奥に引っこんでしまったおかみさんに声をかけることもできず、この宿屋にも宿泊を断られるんだろう、と思いながら、おかみさんが戻ってくるのをじっと待っていた。
「――さあ、表に人がいるなら、早く中に呼んであげな」
と、奥の部屋から出てきたおかみさんは、ジローに言った。
まだ宿泊できるかも聞かされないまま、ジローは外で待っている仲間を、宿屋の中に手招きした。
「へぇ。なんか綺麗な建物だね」と、マコトは室内を見回しながら言った。
「どんな部屋なんだろう」と、グレイも胸を高鳴らせているように言った。
「いや、まだ宿泊できるって、決まったわけじゃないんだ」と、ジローは申し訳なさそうに言った。「宿のおかみさんが、なにやら事情があるらしくて、おれ達を宿屋の中に入れてくれたんだ」
「――」と、グレイとマコトはうなずいた。
「おや、みんな子供じゃないか」
と、カウンターの奥の部屋から出てきたおかみさんが、驚いて言った。「もう少し待っていておくれよ。あんた達を探しに来たお城の使者を、呼びに行かせたからね」
「城の?」と、ジローは言った。
「――使者って」と、グレイは険しい表情で言った。
「ちょっとグレイ。そんなに恐い顔しなくてもいいんじゃないの」と、マコトはグレイの顔を見て言った。「ぼく達のことを誰かから聞いて、助けに来てくれたのかもよ」
「そうだといいがな……」と、ぽつりと言ったジローの横顔を、グレイは大きくうなずきながら見ていた。
「信じてもいいんだろうか」と、グレイはが重い口調で言った。
「ああ」と、ジローはグレイに答えるように言った。「だけど本当に王様の城から来た使者なら、こっちから出かける手間がはぶけたってことだ。どうなるか、待ってみようじゃないか」
グレイは不安そうに、うつむきながらうなずいた。すっかり寝入ってしまったサオリは、グレイの背中ですやすやと寝息を立てていた。
やれほれ。
なんかもう、気持ちだけは正月休み・・・。
なんか忙しさと反比例して
モチベーション下がってんだけど、
ここに来て昨日の暖気はどうしちゃったのよ??
玄関出たら5センチは積もってたかな??
楽こいて雪かきしないで仕事から帰ってきたら
ベトベトしないスライム状態で
こんなもんプラスチックの雪かきスコップじゃ
刃が立たないぞって速攻わかるくらい
ベトベトぐちゃぐちゃだった・・・。
今日も朝からのぞく程度に玄関開けて見てみたけどさ
今度はいっぺんかちんこちんみたいだったから
速攻あきらめて部屋に戻ってきたXXX
今日からまた冬将軍が大暴れするって??
上等だぜ。
謝るからとっと帰って欲しい・・・。
「疲れたんだろうね――」
と、サオリを抱きとめたグレイは言った。
「びっくりしたぁ。誰も手を繋いでいなかったから、危なかったよ」と、マコトはほっとしたように言った。
「すまないな、グレイ」と、ジローが言うと、グレイはサオリをそっと背中に担いで言った。「十七号は宿を探してくれているから、サオリはぼくに任せておいて」
「――ああ。悪いけど、頼むよ」と、ジローは言うと、サオリの背中に止まっているアオも、キキッと、なにか励ますような声で言った。
宿屋を探しながら歩いていると、にぎやかな通りから少しはずれた所に、一軒の宿屋を見つけた。
二階建ての宿屋は、『まんぷく亭』と書かれた看板を掲げていた。外から見る限り、それまで空き部屋があるか尋ねた宿屋と、同じたたずまいをしていた。宿泊を断られた宿屋と同じく、追い出されてしまうのではないか、宿屋のドアを開ける前から、ついついそんな不安を抱いてしまいそうだった。
「ちょっと待っててくれ」と、ジローは一人、宿屋のドアを開けて、中に入っていった。
――――
ドアを抜けると、正面に受付のカウンターがあった。誰の姿も見えなかったが、
「すみません。部屋は空いてるでしょうか」
と、ジローが言うと、ふっくらとしたおかみさんが、カウンターの奥の部屋から顔を出した。
「はいはい、ご用ですか――」
「今晩、泊まりたいんですが、部屋は空いているでしょうか」と、ジローは言った。
「あら、お兄ちゃん一人だけかい?」と、おかみさんは言った。「部屋なら空いてるけど、おとぎ話の青騎士を見に来たんなら、期待はずれなだけだよ」
「――」と、ジローは首を傾げた。
「あら。そういんじゃないのかい」と、おかみさんは言って、ジローの顔をまじまじと覗きこんだ。「もう、ずいぶん前だったような気もするけど、子供の迷い人と手品師が家に泊まったことがあってね。言い伝えや昔話に出て来る青騎士の本物が現れて、大騒ぎになったことがあるんだ。――ここいらじゃあんまり見かけない服を着てるし、ひょっとしたら恐い物見たさで部屋を借りに来たのかと思ったよ」
「五人。いや、四人で旅をしています」と、ジローは言った。「王様の城に向かっている途中です」
と、その横でマコトが、話がうまく噛み合わなかったことに、首を傾げていた。
サオリは、町に入ってきたばかりの時こそ、ジローの服をつかんで離さなかったが、町の雰囲気に慣れると、誰かが目配りをしていないと、一人でどこかに駆けだして行ってしまいそうだった。
「沙織、アオが困ってるみたいだぞ」と、落ち着きなくきょろきょろしているサオリに、ジローは言った。「あんまり動き回るから、アオは目を回しちゃってるみたいだ」
マコトが見ると、サオリの肩に止まっているアオは、目をしばしばさせながら、乗り物酔いをしているようにじっとしていた。
「大丈夫かな?」
と、マコトはアオの頭を突こうとした。
「危ない――」と、グレイはマコトの手をつかもうとしたが、わずかに遅れてしまい、マコトは、アオが素早く抜いた木刀にしたたか手首を打たれてしまった。
「――」と、マコトは声も出せずに手を引っこめ、痛さに涙をにじませながら言った。「大丈夫なのかなって、確かめようとしただけなんだけどなぁ……」
町の様子を見ながら歩いていると、麓の町からずっと明るかった空が、ようやく淡いあかね色に染まってきた。
「もうそろそろ日が暮れそうだ」と、ジローは言った。「王様の城まではもうひと息だろうが、今夜はここで宿を取らなきゃならないな」
「宿屋を、探すの?」と、グレイが困ったような顔で言った。「ごめんね。ぼくが一緒だと、誰も泊めてくれないかもしれないよ」
「――どうした」と、ジローが振り返ると、横にいたマコトが、グレイを心配して言った。「これまでは、泊めてくれなかった人はいなかったよ」
「そのとおりだ」と、ジローは言った。「見た目を気にしているのかもしれないが、誰もが身なりで人を判断しているわけじゃない。心配いらないさ」
「グレイって、ぼくが言うのも変だけど、かっこいいよ」と、マコトは言った。「今はお気に入りのジャージを着てるけど、家に戻ったら、グレイが着てるみたいな服を買ってもらうって、決めてるんだ」
「ありがとう」と、グレイは照れくさそうに言った。
しかし、グレイの心配が的中したのか、宿屋を見つけるたびに部屋は空いているか訊いてみたが、どの宿屋もジロー達が迷い人だとわかると、とたんに態度を変えて扉を閉めてしまった。
「――やっぱり、ぼくのせいかもしれない」と、グレイは誰よりも肩を落として言った。
「大丈夫だって」と、マコトはグレイの肩をポンと叩いて言った。「グレイは落ちこみすぎなんだよ。みんな一緒なんだし、誰も仲間はずれになんかなりゃしないって」
「沙織、眠くなったらおんぶしてやるからな」と、ジローはみんなから遅れ始めたサオリに言った。
サオリは遠くを見るような目でコクリとうなずいたが、ジローに声をかけられて安心したのか、急に足がもつれて倒れそうになった。
やれほれ。
あせったわ・・・。
昨日あんま乗り慣れない車で出張でかけたんだけど、
前の日に降った雪が溶けて道路ぐちゃぐちゃ。。
前走ってる車が泥跳ねてフロントガラスも
ベトベト。。
こんな時はウォッシャー液でしょ??
ボタン。
??
どこにあんの??
ウォッシャー液切れてんのかと思ってコンビニに急いだんだけど、
あれこれいじってて不意に
プシュ。。
あれれ??
ウォッシャー液出んじゃん。
あれれ??
慣れない車は運転するもんじゃないわXXX
6 希望の町
ジロー達は、長かった山道を抜け、“希望の町”にやって来た。
途中、希望の町を見下ろす高台があった。低い谷の間にある町は、町の中心部を流れる澄んだ川を挟むようにして、左右に広がっていた。ゆったりと流れる広い川には、橋がいくつも渡されているのが見えた。
「やっと着いたな」
と、ジローは独り言のように言った。
誰も返事をする者はなかったが、一人として、一番小さなサオリも、疲れたような表情を浮かべてはいなかった。眼下に見える希望の町は、耳を澄ませば元気な声が聞こえてきそうなほど、生き生きとした活気に充ちているのが、手に取るようにわかった。
誰かが合図をしなくても、みんなの足は自然と町に続く最後の道を歩き始めていた。
希望の町の入り口には、背の高い樫の木が二本並んで立っていた。『ここから希望の町』と書かれた古い看板が、少し右にかしげながら、二本の木の間に架けられていた。
入口から見る限り、希望の町は、麓の町と同じくらいの大きさのように見えた。しかし、高台から見下ろしたとおり、活気に溢れる町は、聞こえてくる音も、漂っている匂いも、色とりどりの装飾も、なにもかもが元気な生命力に満ちていた。
「なんか、圧倒されちゃうね」
マコトは、目をきょろきょろさせながら言った。
「迷子にならないように、気をつけなよ」と、ジローは振り返りながら、上着の端をつかんで離さないサオリに言った。
「――」と、ぐっと唇を引き結んでいるサオリは、難しい表情をしたまま、小さくうなずいた。
「大きな町だね」と、サオリと同様に難しい表情を浮かべているグレイも、目を泳がせて言った。「でも、鉄道とか、馬車は見あたらないね」
「えっ。自動車じゃなくって?」と、マコトは驚いたように言った。
「自、動車? って――」と、グレイはマコトの顔を覗きこむように言った。「新しい乗り物があるの……」
真剣な顔をしているグレイの様子に驚き、戸惑ったマコトは、黙ってジローの顔を見上げた。
「自動車なら知っているが、この町の道で走れるほど、小さな乗り物じゃないぞ」と、ジローは言って、わずかに肩をすくめた。
「えっ」と、きょとんとしたマコトは、ジローに言った。「自動車って、このくらいの道でも、走れるよね」
「自動車だろ」と、目をぱちくりして言うジローの表情を見て、マコトは大きくうなずいた。「――そりゃ、走れるさ。自動車だもんな」と、ジローは硬い表情をして言った。
「へぇ。見てみたいなぁ」と、グレイがうらやましそうに言った。
「――」と、こくりとうなずいたグレイは、ジローに言った。「ありがとう。それにしても、ジローの言うとおり、急に強くなった気がする」
「青騎士は、倒されれば倒されるほど、次に現れる時は強さを増しているらしい。だが、まだらな色の騎士は、おれ達とは初見のはずなのに、既に一度倒されているかのように、強さを増していた――」
「最後の騎士が狙っていたのは、沙織に間違いないよな」と、ジローはマコトになぐさめられているサオリを見ながら言った。「おれとマコトの二人と出会う前に、沙織はどこでなにをしていたのか。本人に訊いてはみたが、本人もよくわからないらしいんだ」
「その間に、なにかがあったんだろうね」と、グレイはみんなの元に歩き始めた。グレイの言葉にうなずいたジローも、その後ろについてみんなの元に向かった。
――――
五人は、王様の城に一番近い町、“希望の町”にやって来た。
やれほれ。
休日寒かったぁXXX
なんだかんだうたた寝しちゃって、
気がついたら喉が痛いでやんの。
気のせいだって思いたかったけど、
気のせいじゃないし、
かぜ薬慌てて探し出して
ごくり・・・。
眠くなると困るから、
漢方なんだけど、
効いてるなって実感できるまで、
結構回数飲まなきゃならんから、
薬代やけに高止まりしてるような気がするんだよなぁ??
って、
あれもこれも気持ちの問題かも??