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くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

よもよも

2024-02-07 06:24:14 | Weblog

やれやれ。

今週は神週だわ。。

いつもの時間にスコップ担いで

外には出るんだけど、

ノースノーだもん。

最高・・・。

その代わり首都圏はひどいことになってたみたいでしょ。

なんだか

そのくらいの雪で??

なんて言う声もあるみたいだけど、

マイナス20度で降る雪と

マイナス1度もないくらいで降る雪じゃ

別物んだってばさ・・・

首都圏に降る大雪のニュース見て

戦争の映像より

身に染みてゾッとするって、

それだけ苦しめられてるからだろうね。。

しかも毎年だぜ??

雪のない町に住みてぇ。。

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王様の扉(208)【18章】

2024-02-07 00:00:00 | 「王様の扉」

         18【守るべきもの】

 ――ドド、ドン。

 と、重々しい音が背後で轟いた。
 世間を騒がせている盗賊が、犯行予告を送りつけてきた宝石店の正面だった。
 北海道警察の文字を記したパトカーが数台、無音のまま赤いライトを点灯させて停められていた。
 正面だけではなかった。賊が侵入できそうな通路を塞ぐように、それぞれにパトカーが停められていた。
 宝石店への出入りは、階段を数段上った正面の出入り口からのみ可能とし、騒ぎが大きくならないように、必要最小限の人員で警備にあたっていた。
 具体的には、正面に制服警官を二人。出入り口の左右に一人ずつ配置したほか、宝石店を囲むように、互いの距離を広く開けた制服警官が周囲を警戒し、残りの警官は、装備を整えた機動隊員と共にパトカーの中で待機していた。
 車の中にいても、足下から地響きのように伝わってきた振動と音に驚き、盗賊の警戒にあたっていた付近の警官達は、一斉に正面の出入り口を振り向いた。
 厚いガラスを填めた正面のドアが蝶番ごと破壊され、鋭いガラスの破片が粉微塵に散乱している階段の上で、スチール製のフレームだけが無残に屏風倒しになっていた。
 あっけにとられて凍りついた警官達が見守る中、

「逃げろ」

 と、足下に沙織を下ろしたジローは立ち上がり、階段の端までゆっくりとした足取りで出てくると、その場にいた警官達を舐るように一瞥した。

「――なんだ、あいつ」

 と、眼帯をした刑事が、運転席のドアから身を乗り出すように言った。
「男はいい、倒れている女を先に確保だ」
 眼帯をした刑事が指示を出すより早く、後ろに下がった制服警官と入れ替わった機動隊員達が、宝石店の中から出てきた男を取り囲んだ。

「おとなしくしろ。抵抗するな」

 と、マニュアルどおりのセリフなのかもしれないが、ジローは機動隊員の指示には耳を貸さず、逆に、目の前に突き出された透明の盾をわしづかみにすると、手を離さない隊員ごと、階段の下に放り投げた。

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王様の扉(207)

2024-02-07 00:00:00 | 「王様の扉」


 ――ドド、ドン。

 蹴破られたドアが外れ飛ぶと、ジローの目の前には、沙織の犯行予告を警戒して集まっていた警官達が、こちらに背を向けて並んでいた。

「どういうことだ」

 思わずつぶやいたジローは、蹴破って出てきた宝石店の正面玄関に沙織を下ろすと、言った。
「――逃げられそうか」
 沙織は力なく顔を上げると、困ったように笑みを浮かべた。
「まかせて。逃げるのは得意よ――」
「できるだけ時間稼ぎをする」と、ジローは振り返りながら言った。「必ず後から追いかける。沙織は――」

「逃げろ」

 と、ジローが玄関の階段を降りた先には、異状に気がついて次々に振り返った警官達が、迎え撃とうと身構えていた。

 

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