ゆーずのまったりブログ

日々のなにげない記録・・・かな?

食育?

2006年05月22日 | ニュース TV
家で与えられる食事はコンビニエンスストアの期限切れのおにぎり、菓子パン――。栄養失調が疑われる児童に、校長がこっそり牛乳を飲ませている小学校がある。

校長は「家庭のしつけまで学校が引き受けるのはどうかと思うが、(劣悪な食事の)限度を超えている」と嘆く。
同校長によると、04年春の新入生に体がやせ細り、元気のない男児がいた。
聞くとコンビニを営む両親から売れ残りの期限切れおにぎりや菓子パンを毎日のように与えられているという。校長は栄養を補うために、給食の牛乳を校長室で毎日飲ませていたがその後も改善は見られず、栄養失調も疑われたため、今年3月、保護者を呼び「成長期は大事な時期です。きちんとした食生活を」と諭した所、母親は「作っても食べない」と答え、「では食べるように工夫していますか」との問いに両親は互いに責任をなすり合い、けんかを始めたという。
同校では数年前にも「一日の食事はおにぎり1個」という児童を施設に保護してもらった事もあるという。
校長は「家庭の機能低下は現場で実感している。状況は悪化の一途だ」と憂える。今も男児と別の児童計2人に牛乳を飲ませている。
政府は今年3月、食育推進基本計画をスタートさせ「朝食を欠く国民の割合の減少」を掲げ、10年度までに朝食を取らない小学生をなくすとの目標を盛り込んだ。
(毎日新聞) 5月22日
-期限切れ対策の為、大変失礼とは存じますが抜粋、要約致しました-
記事全文はこちらです。

そもそもパパとママ、2人で、2人以上子供を育てなくては人口は増えていきません。
今、日本に子供が増えず、高齢化する原因は単純に日本が「2人以上育てていけない」社会だからです。

子供が多ければ養育費や教育に相当のお金がかかります。
そうすると共稼ぎするしかない、すると当然、子供にかけられる時間が減っていく。
夫婦で必死で昼夜問わず働いて、心身共にヘトヘトになって自分にも余裕が無くなって気がついたら子供をいつも怒ってる自分に気付く・・・
自分の許容量以上の子供を育てるって事は、その育てられる子供にとっても不幸せな事ではないでしょうか。
そして今の日本人に重くのしかかる税金、生涯雇用の崩壊、失業率の高さ、増え続ける国の借金、高齢化。
「いざなぎ景気を抜くほどの景気回復が見込まれてる」って言ったって、その後少子高齢化が景気をストップさせるって事だって私達は知ってる。
つまり「今産んで育てるこの子の将来は大変」って事を私達は心のどこかで解ってる。

そんな破綻が見え隠れする今の日本、絶えずつきまとう社会の閉塞感や将来への不安感。


それが今の日本の少子化や子供への虐待を増えさせてる本当の原因ではないのでしょうか?


毎日家族が顔を合わせて一緒の食卓でご飯を食べる。
これが「食育」の基本。

今、政府の議員先生達が集まって議論するのは本当に「食育」の部分でいいのでしょうか?

この両親は「家族」のために必死で仕事をしていたのに、その仕事に振り回されて、生活に追いたてられた末、気がついたらその家族の一員を「虐待」してしまっている自分達に気付けたのでしょうか・・・・
コメント (2)
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