幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

ディジタル社会の今昔・リモートワーク

2022-02-15 | 日記

職場に出社せずに、自宅で働くスタイルが増えていることを実感する。

現役世代の人に訊くと、毎日かどうかは別として、ほとんどがリモートワークをしている。

ディジタル技術の進展により、リモートワークに必要なインフラを構築しやすくなったのが要因であろう。

それに新型コロナの感染拡大が、働き方の改革に拍車をかけたのは否めないことであろう。

 

私が現役の頃は、リモートワークはそれほど採用されてはいなかった。

その経験がないため、自宅では仕事ができない古い体質を引きずったままの人間である。

朝起きて、スーツを着てネクタイを締め、通勤電車に乗って通勤した何十年の働き方が染みついている。

自宅のリビングから、この机までの移動だけではダメなのである。

 

家を出てからの通勤が、自らを「仕事モード」に切り替えてくれるプロセスだった。

家にいたままだと、どうもその切り替えスイッチが働かないのだ。

たまに週末に会社から仕事を持ち帰ったにしても、手を付けるのは日曜日の夕方になってしまう体たらくであった。

 

ちょっとしたことでも同僚や上司、部下とは「対面」でコミュニケーション、それが当たり前であった。

一日の仕事が終わると、アフター5は「呑ミニケーション」。

月~金は、このルーチンで回っていた良き(?)時代だったと言えよう。

 

最近の若い人たちがホームワークで十分な成果をあげると聞くと、ほとほと感心してしまう。

ネットワークでの商談や会議などに、普通に参加することを求められたりすると、リテラシー不足を痛感する。

相手からすれば普通のことが、こちらはモタモタしながらついていくのがやっとである。