若い子育て中の夫婦にとって、このコロナ感染拡大は大きく影響しているようである。
幼稚園での感染リスクを考え、子供の通園を止めているという夫婦がいる。
そんな知人の長男(5歳)を週に一日預かって、働ける時間を確保するのにわずかながらお手伝いをしている。
まだ3日間だけではあるが、近頃の子育ての大変さを垣間見ている。
一つには、こんな小さなころから「お勉強」をしている(させられている)ことが、ちょっぴり可哀そうでもある。
それは、今日世代の親御さんからすれば当然であって、私の感じ方がずれているのかもしれない。
我が家に来るたびに課題を持ってくるのだが、とにかく、それをやらせるのが大変なのである。
まだ5歳だ、遊ぶ方がいいに決まっているし、集中力も長くは続かないはずだ。
文章の読解と足し算、それぞれ10ページの教材を、1ページ終えるごとに遊びに気持ちがいってしまう。
お勉強は、泣くほどイヤなことらしい(その点は私にはよく分かる)。
それでも何とか、その日の教材は、なだめすかし完成させている。
とにかく、戸惑いながら手探りで「子守役」を務めている状況である。
パパやママはいい顔をしないテレビ番組も、我が家では見放題である。
一旦つかんだリモコンは決して手放そうとしない。
その辺は、つい甘くなる。
「あのおウチに行くのはイヤだ」と言うこともなく、喜んできてくれるのはこちらもうれしい。
我が家での出来事を、パパやママにどう報告しているのだろうか、それも興味がある。