幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

何年振りかの「一六タルト」

2022-02-23 | グルメ

珍しいお菓子をいただいた。

夕方のコーヒーに、「一六タルト」が一切れ添えられた。

 

最初に愛媛に旅行をした時、この「一六タルト」の看板を方々で目にした。

その時、どんなものかと好奇心も手伝って食べてみて、その味を知った。

今や全国のデパートなどで買えるそうだが、我が家では、日常、口にすることのない珍しいお菓子である。

カステラ状の生地で、こしあんを「の」の字に巻いてある。

久しぶりに伝統のある、上品な甘さを楽しんだ。

 

添付されていた説明書を読んでみると・・・

このお菓子の歴史は、江戸時代初期まで戻ることになる。

初代松山藩主がポルトガル人から教えられたもので、その当時は、ジャムをカステラで巻いたものだったそうだ。

「あんこ」もいいが、そのジャムを巻いたものもおいしそうではないか。

今に伝わっていれば、ぜひそれも味わってみたいものである。