幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

新潟旅行記・その1「ゆうやけこばり」

2024-10-07 | 旅行

仲良くお付き合いしている三夫婦・6人で一泊の新潟旅行をした。

旅の計画・手配は、かって新潟市に赴任した経験のあるKさんご夫妻におまかせ。

我々は、事前に「新潟に行く」ことと「集合場所」のみを聞いただけのラクチン旅行であった。

 

関越トンネルを出ると、それまで降っていた雨は止み、曇り空となり徐々に青空が広がってきた。

途中渋滞もあったが無事新潟市に到着し、お昼は「ピア万代」でお寿司という予定だった。

佐渡沖で獲れる魚が人気のお寿司屋さんは、1時間半待ちとのことで諦め、鮮魚店で持ち帰りの寿司などを買って昼食とした。

乾いた喉に、地ビール(越後ビール)がうまかったこと。

 

夕方は、「新潟の夕日スポット」として有名な「小針浜」に案内してもらった。

記録に残しておきたい、素晴らしい体験だった。

 

目の前は、遠くに「佐渡」が望める日本海の荒海である。

砂浜の手前には、傾斜のゆるい観覧席(?)が造られていて、ここに腰を下ろして夕日を眺めるのに良い場所である。

人気があるのであろう、車やバイクでやってきた見物客の数が増していく。

 

陽が落ち始める。

人たちの楽しみを奪うかのように、陽が沈んでいくスピードは案外速い。

 

やがて、大きな太陽は雲を赤く染めながら、佐渡の島影に消えていった。

恋人たちであろうか、少しずつ濃さを増す闇にもいくつかの人影が見える。

目の前で展開した美しい情景の、余韻を楽しんでいるかのようである。

我々も、立ち去りがたい気分を振り切って浜辺を後にした。



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