大阪出身の知人から「鍋焼きうどん」をいただいた。
昨日大阪のご実家から届いたもので、そのお裾分けとのことでうれしく頂戴した。
冷蔵品のため消費期限が長くは無いので、早速、食卓に上った。
パッケージにはうどんはもちろんであるが、出汁、具、全て揃っている。
出汁を水で割って倍の量にして鍋に入れ、うどんや具を放り込んで煮るだけのことである。
うどんは茹で麺であり、具は既に味が付いた調理済みなので、わずかな時間で出来上がる。
ダシは、鰹節・こんぶ・うるめ節で取られていて、とてもいい味を出している。
私は、「関西風(大阪)の鍋焼きうどん」を食べたことがなく、これが標準的なものなのかどうかは分からない。
汁は黒い醤油の色ではなく、澄んでいるのが関東と異なるところか。
また、具材に使われている蒲鉾・シイタケ・ネギはよく見るが、合鴨・焼きアナゴ・粟麩は鍋焼きの具としては始めてである。
見慣れているエビ天や卵は入っていない。
付いてきた薬味(とうがらし)も、いつも使っている物よりも「山椒」の割合が多いものであった。
そんなわけで、「鍋焼きうどん」に東西の違いを感じたものの、とてもおいしくいただいた。