お正月も二日目、三日目となると正月料理にも飽きてくる。
そんな時、口当たりのさっぱりとしたのものが欲しくなり、三が日にオープンしているお蕎麦屋さんは有難い。
きのう「そば処 甚五郎(西武鉄道・花小金井)」さんへ行ってきた。
予想通り正月料理に飽きたのか、ひっきりなしに家族連れのお客がやってくる。
「そば前」に、熱かんを一本つけてもらう。
普段は気が引ける真昼間のお酒にも、お正月となれば罪悪感はなし。
ただし、「そば前」はそばが出来上がるまでの間をつなぐ、一本だけと決めている。
それは正月に限らず、いつもそうしている。
お銚子が空く頃、ちょうど「天セイロ」が出来上がってくる。
そばを見ると、星の入った黒っぽい麺で、うすい緑色っぽくも見える。
熱々の揚げたての海老天2本に野菜天が二つ付いてくる。
そばは二八の角が立った細打ちで、のど越しがよく美味しい。
熱かんを一杯やった後、この冷たく締ったそばは、なんともいいものである。
このお店には十割のそばもあるが、私は二八で打ったそばにのど越しの良さを感じ好きである。
いかに好きなそばでも、3,4回手繰ったら無くなってしまうような量だと不満が残る。
旨さを感じるには一定の量が欲しいが、私には十分であった。