ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

ゆきちゃん通信 No5 その2

2001年02月11日 | 新聞 ゆきちゃん通信
これは由紀子が一年生になったのをきっかけに
お世話になった方たちに郵送していた新聞です。
それを日記風にアップしました。
もともとの新聞としてPDFで見ることもできます。

1999年11月25日発行

ゆきちゃん通信No5


その2

※由紀子の学校生活

その1・『鍵盤ハーモニカ』

音楽に強いこだわりを持っている由紀子。

嫌な音楽がなると耳をふさいで、
ひどい時にはパニックを起こしてしまうことも度々でした。

でも、最近ちょっとした変化がありました。

音楽の授業の中の鍵盤ハーモニカです。

「キラキラ星」の曲が自分で弾けるようになったのです。

みんなに誉められてすっかり気を良くした由紀子は
次の曲『日の丸』も一生懸命練習しました。

そしてついに「日の丸」も弾けるようになりました。

初めて自分から何かを出来るようになりたいと
意志を示してくれました。

みんなと同じ事ができるようになった事は、
大きな自信になっていると思います。


その2「由紀子の叫び」

福江小学校ではこの時期、持久走大会があります。
一年生は運動場を二周します。
最近太り気味の由紀子にとってこれはツライ!

先生の話では
一周走った所からずっと叫びつづけるのだそうで…。

「ダッコ~!」
「おしまい!」
「すみかちゃん!」
「おすわり~!」

ありとあらゆる言葉を叫びつづける由紀子。

先生いわく

『側で走ってると耳が壊れそう
よ!叫んだ方が疲れると思うのだ
けどね。』

想像しただけでもため息が出そうです。

大会の時は覚悟して見に行かなければならないようです。

がんばれ! ゆきこ!

そして・痩せようね!





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コメント
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