これは由紀子が一年生になったのをきっかけに
お世話になった方たちに郵送していた新聞です。
それを日記風にアップしました。
もともとの新聞としてPDFで見ることもできます。
2001年11月1日発行
ゆきちゃん通信No14
由紀子の快挙をお知らせします。
親ばかで本当にすみません。
でも、我が家にとっては大ニュースです。
第3回 国際マルチメディアコンテスト
小学生の部 最優秀賞受賞

パソコンが好きな由紀子のために
お絵かきソフトをパソコンに入れたのが七月のことでした。
そのソフトを使って由紀子が夏休み中に描いたのがこの魚の絵です。
担任の先生のすすめで
学校に募集がきていたコンテストに軽い気持で応募したのですが、
結果はびっくり!
なんと「最優秀賞」の受賞でした。
主催者の方から電話があってから家族はもう大騒ぎです。

今回の受賞で一番嬉しかった事は
障害のあるなしに関係なく由紀子の作品を選んでいただいた事でした。
総評で
「一つ一つの魚をいかにも楽しんで描いた事を感じさせてくれる作品です。」
と誉めていただいたのですが、
その言葉通り、由紀子はこの絵を描く時とても楽しそうでした。
側で見ている私も今度はどんな魚が生まれてくるのだろうとワクワクして
しまうほどでした。
独特の魚の姿・・・
なんとなく由紀子の体型に似ていますよね。
そしてもう一つ嬉しかった事は
由紀子の受賞を学校中の先生方がとても喜んでくださった事です。
初めの頃、由紀子は何度説明しても
受賞の意味が理解できずに無関心だったのですが、
学校でたくさんの先生方に「おめでとう」と
声をかけていただくうちに漠然とですが、
何か特別な事が起きている事を感じたようです。
Y田先生にも表彰状の受け取り方の練習を通して、
皆さんの前で表彰状を受け取ることが
どんなに嬉しい事なのかを教えていただきました。
10 月27 日ワクワクドキドキで挑んだ授賞式。
もしかしたら表彰状を受け取る時に
由紀子がパニックを起こしてしまう事も考え、
主催の方々に自閉症である事を告げて
私が受け取る事もできるように打ち合わせていたのですが、
名前を呼ばれると由紀子は自分から階段を上り、
堂々と賞状を受け取りました。
先生と練習をしたとおり
「1 右手、2 左手、3 引いて、4.礼」
みごとでした。
そして最後まで会場には
由紀子が自閉症である事は告げられませんでした。
普通の小学校3 年生として受賞したのですから
これは当たり前の事なのですが、
自閉症だから賞をもらえたのかもしれないとか、
自閉症だから授賞式でも特別に・・・・とか、
ついつい障害に結び付けて物事を考えてしまう私は
由紀子に障害があることで周りから優しくしていただいたり、
その事に甘えさせていただいたりする事に
慣れてしまっているのかも知れません。
この由紀子の姿を見て、
もしかしたら自分の中にこそ社会とのバリアがあるのかもしれないと
考えさせられてしまいました。
心のバリアフリー・・・
うまく表現できませんが、
この日の由紀子はとても立派でした。
がんばっている由紀子に置いてきぼりにされないように
母も成長しなければいけないと思っています。
=END=
お世話になった方たちに郵送していた新聞です。
それを日記風にアップしました。
もともとの新聞としてPDFで見ることもできます。
2001年11月1日発行
ゆきちゃん通信No14
由紀子の快挙をお知らせします。
親ばかで本当にすみません。
でも、我が家にとっては大ニュースです。
第3回 国際マルチメディアコンテスト
小学生の部 最優秀賞受賞

パソコンが好きな由紀子のために
お絵かきソフトをパソコンに入れたのが七月のことでした。
そのソフトを使って由紀子が夏休み中に描いたのがこの魚の絵です。
担任の先生のすすめで
学校に募集がきていたコンテストに軽い気持で応募したのですが、
結果はびっくり!
なんと「最優秀賞」の受賞でした。
主催者の方から電話があってから家族はもう大騒ぎです。

今回の受賞で一番嬉しかった事は
障害のあるなしに関係なく由紀子の作品を選んでいただいた事でした。
総評で
「一つ一つの魚をいかにも楽しんで描いた事を感じさせてくれる作品です。」
と誉めていただいたのですが、
その言葉通り、由紀子はこの絵を描く時とても楽しそうでした。
側で見ている私も今度はどんな魚が生まれてくるのだろうとワクワクして
しまうほどでした。
独特の魚の姿・・・
なんとなく由紀子の体型に似ていますよね。
そしてもう一つ嬉しかった事は
由紀子の受賞を学校中の先生方がとても喜んでくださった事です。
初めの頃、由紀子は何度説明しても
受賞の意味が理解できずに無関心だったのですが、
学校でたくさんの先生方に「おめでとう」と
声をかけていただくうちに漠然とですが、
何か特別な事が起きている事を感じたようです。
Y田先生にも表彰状の受け取り方の練習を通して、
皆さんの前で表彰状を受け取ることが
どんなに嬉しい事なのかを教えていただきました。
10 月27 日ワクワクドキドキで挑んだ授賞式。
もしかしたら表彰状を受け取る時に
由紀子がパニックを起こしてしまう事も考え、
主催の方々に自閉症である事を告げて
私が受け取る事もできるように打ち合わせていたのですが、
名前を呼ばれると由紀子は自分から階段を上り、
堂々と賞状を受け取りました。
先生と練習をしたとおり
「1 右手、2 左手、3 引いて、4.礼」
みごとでした。
そして最後まで会場には
由紀子が自閉症である事は告げられませんでした。
普通の小学校3 年生として受賞したのですから
これは当たり前の事なのですが、
自閉症だから賞をもらえたのかもしれないとか、
自閉症だから授賞式でも特別に・・・・とか、
ついつい障害に結び付けて物事を考えてしまう私は
由紀子に障害があることで周りから優しくしていただいたり、
その事に甘えさせていただいたりする事に
慣れてしまっているのかも知れません。
この由紀子の姿を見て、
もしかしたら自分の中にこそ社会とのバリアがあるのかもしれないと
考えさせられてしまいました。
心のバリアフリー・・・
うまく表現できませんが、
この日の由紀子はとても立派でした。
がんばっている由紀子に置いてきぼりにされないように
母も成長しなければいけないと思っています。
=END=