体の調子が悪くなるとか、どこか痛くなるとか、
そういう時はすでに体からのサインが来ている。
今メンテナンス中。
黄色信号。
だからゆっくり休むとか、睡眠たっぷり取るとか
緩める?温める?冷やす?何が食べたい?
それとも何もいらない?どうしたい?と、
体の声に耳を傾ける時。
それが出来たら、そこで調整して
また再び気持ち良く人生を歩んでいける。
振り返って考えてみると、
体の調子に異変が起き始めた30歳前後の頃、
私は体の声を思いっきり無視していた。
スケジュールをびっしり入れて、
睡眠時間を極限まで削り、
無理することがかっこいいとさえ思ってた。
「成功者とはこういう人」
「こういう目標を持つべき」
「こういうゴールを目指すべき」
というような思い込みがあった。
おそらくメディアからの影響。
この頃はまだテレビを見てたり新聞や雑誌を
読んだりしてたし。
早く自分で何かやってみたくて、
それまで住み込みで働いていた会社を辞めた。
同じ業種で得意先を探して独立したのが、
26歳の時。
仕事のペースも分からないし、
外注で人を入れてもトラブルが多いし、
休んでるどころじゃないし徹夜も度々で、
今が昼なのか夜なのか分からないぐらい
とにかく必死に頑張った。
食べ物はこの頃から、コンビニと
ファーストフードのみになった。
それまでは住み込みで一緒だった皆んなと
当番を決めてご飯作ったりして、
ちゃんとした物を食べてたのに・・・
常に睡眠不足で食生活最悪で、
トラブルによるストレスも多くて、
今思えば病気になって当たり前の生活だった。
この頃から自己啓発本やスピリチュアル系の
本は好きだったけど。
せっかく読んでも
すごく偏った受け取り方しか出来てなくて、
伝えられている内容を全然理解できてなかったと思う。
この頃のハードスケジュールの日々も、
起きたトラブルも、全て自分の思考が引き寄せた現実。
よほど波瀾万丈が好きだったのかと思うと笑える。
最初は家賃17000円の風呂無し共同トイレのアパート、
その次に引っ越したマンションでは、
住人が屋上から飛び降り自殺をして
(しかも私が部屋で仕事をしている時間帯だったので
見たくないものを見てしまい)
怖いこともあって引っ越し。
その次に行ったマンションでは、ある日の深夜に
酔っ払ってたかラリった人間が、私の部屋の窓を
コンクリートブロックで叩き割っていた。
ドアの方から逃げて自分は無事だったけど
犯人は捕まっていなくて、
仕事(京友禅)で使っていた色にガラスの破片が入り
全部ダメになった。
自分もガラスの破片を浴びて翌日まで髪の毛の中から
破片が出てくるし、
割れたガラスが飛び散った上を裸足で走ったので
それなりに痛かった。
ここに住み続けるのも防犯上よろしくない気がして
またしても引っ越し。
引っ越し癖がついたのは、今思えばこの頃からか・・・
自分の表面意識では、もちろんトラブルなんか
無い方がいいと思っている。
それでもトラブルばっかり引き寄せるのは
何が原因かと考えてみると・・・
常に戦闘態勢だった自分の思考のエネルギーが、
それと同じような性質の出来事を引き寄せたのかも。
いつも忙しかったし、常にイライラしてたし。
自分はまだ成功してない。
まだ収入が足りない。
まだ努力が足りない。
もっと頑張らなければ。
もっと上を目指さなければ。
もっと収入を増やさなければ。
日々そんなことばっかり考えてたし。
それに加えて添加物たっぷりの食事。
これが精神に与える影響もあったと思う。
そんな中でも、
そろそろ恋愛はしたいなあとか思ってて
それは叶ったのは良かったけど、
30代前半で叶えた結婚は30代後半で終わった。
今思えば、それも当然自分の思考が引き寄せた事。
今の精神状態がどんなものなのか。
今自分は何を考えているのか。感じているのか。
どういうエネルギーを放出しているのか。
本当に大事なのはここで、
何を引き寄せるかはここで決まる。
今だったらそれが分かるけど、
この頃を振り返ると全然分かってなかったと思う。
私は楽しい事を引き寄せたいのに、
なんでこんなにろくでもないことばっかり起きるのか。
こんな事をオーダーした覚えは無い。
当時はこんな風に思ってたけど今思えば、
自分で意識してようとしてまいと
紛れもなくそれをオーダーしてしまったから
それが来たんだということが分かる。
思考が現実を作るのは100%
例外は無い。