年末、年始、体調を崩しておりました。一週間ぶりのブログです。
さて、神戸スポーツサーキットを走っていて、いつも悩むのが「走行ライン」
いくつか僕なりの課題があります。
難易度を⭐️5点で表してみます。これは僕個人の感想です。
①⭐️⭐️⭐️2コーナーのブレーキングとラインどり
② ⭐️⭐️⭐️⭐️4コーナーのブレーキタイミングとラインどり
③⭐️⭐️⭐️⭐️最終コーナーのクリップポイント
今回は③の最終コーナーについてです。
(写真はma-bouさん
からお借りしました。)
昨年、神戸スポーツサーキット・コース上を歩ける機会がありました。
その時の写真です。
ここは左回りのサーキット。
最終コーナーからホームストレートを見たところ。
どうです? 走りたくなるでしょう!
***
最終コーナーからストレート右端にある縁石に注目です。
カート上級者はこの縁石ギリギリのラインをうまく使います。
みんな、どうやって走ってるんだろう?
そこで、知り合いになった、全日本ジュニアカデットクラスに参戦している中村海斗くんに走り方を教えてもらいました。
「おしえて! 海斗くん師匠!!」
「うん、あそこはね、ブレーキもアクセルも”踏まない”」
「えっ?! マジ!!」
上の写真は最終コーナーへのアプローチ。
その前は、ほら、直線でしょ。
もちろん、アクセル全開で突っ込むのです。
その最終のカーブを
「ブレーキを踏まず」に「曲がる」なんて……。
最初は
「命がなんぼあっても足らんぞ……」と思いながら僕も突っ込んでみました。
「ブレーキ、踏まない!! アクセルOFF!」
「クルマよ、曲がれ~!!」
(この写真は最終コーナーをコース外側から撮りました)
リアタイヤ、すべるぅぅ~(^^;;
目の前、
ホームストレートのスポンジバリアー
迫る、迫る、怖~い!!
必死でハンドルをカクカクさせて、人生初のドリフト体験。
なんとかしのぎました。
この最終コーナー。
本当に度胸が試されます。
コースはドライでも、リアタイヤは若干滑ってます。
***
さて、僕もなんども走るうちにやや慣れてきて、そこで疑問に思い始めたのが、
「クリップをどこにするか?」
ということなのです。
誰もが思うのは
「最高速でコーナーを回りたい」
「コーナリングスピードを落とさずに曲がりたい」
そこで、大きなカーブを描いて回っている自分に気がついたのです。
大きく回るとその分走る距離は余分に長くなる。
でも、コーナリングスピードや立ち上がり加速重視でいくと、できるだけ滑らかな走行ラインの方がいい。
なにしろ、レンタルカートは4サイクル。
アクセル踏んでも爆発的な加速など期待できないのです。
重い車体に非力なエンジン。さらにはグリップの低いタイヤ。
この遅い車をいかに速く走らせるか?
レンタルカートを乗りつづける人たちの楽しみは、その弱点を、自分の技量で「どうにかしてみよう」とトライするところにあるのです。
実際、昨年からレンタルカートを始め、レースを見たり、ドライバーと話をしたり。
そこで思ったこと
レンタルカートを極めようとする人たちの走り。
『彼らの走りはアーチスト的だ』
ブレーキング アクセルの使い方、荷重移動、そして最高のラインどり。
全部理にかなっています。
無駄がありません。
それは哲学的な表現になりますが
「ラップタイム」あるいは「レコードライン」を彫刻にたとえましょうか。
それはすでに、誰がみても綺麗に出来上がっています。
もう削るところもない。
付け足すところもない。
第三者にはそう思えます。でも……。
レーシングドライバーたちは、満足しません。
それを、磨いて磨いて、さらに磨いて行きます。
それは、終わりのない作業なのかもしれません。
***本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2018人気ブログランキングへ
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さて、神戸スポーツサーキットを走っていて、いつも悩むのが「走行ライン」
いくつか僕なりの課題があります。
難易度を⭐️5点で表してみます。これは僕個人の感想です。
①⭐️⭐️⭐️2コーナーのブレーキングとラインどり
② ⭐️⭐️⭐️⭐️4コーナーのブレーキタイミングとラインどり
③⭐️⭐️⭐️⭐️最終コーナーのクリップポイント
今回は③の最終コーナーについてです。
(写真はma-bouさん
からお借りしました。)
昨年、神戸スポーツサーキット・コース上を歩ける機会がありました。
その時の写真です。
ここは左回りのサーキット。
最終コーナーからホームストレートを見たところ。
どうです? 走りたくなるでしょう!
***
最終コーナーからストレート右端にある縁石に注目です。
カート上級者はこの縁石ギリギリのラインをうまく使います。
みんな、どうやって走ってるんだろう?
そこで、知り合いになった、全日本ジュニアカデットクラスに参戦している中村海斗くんに走り方を教えてもらいました。
「おしえて! 海斗くん師匠!!」
「うん、あそこはね、ブレーキもアクセルも”踏まない”」
「えっ?! マジ!!」
上の写真は最終コーナーへのアプローチ。
その前は、ほら、直線でしょ。
もちろん、アクセル全開で突っ込むのです。
その最終のカーブを
「ブレーキを踏まず」に「曲がる」なんて……。
最初は
「命がなんぼあっても足らんぞ……」と思いながら僕も突っ込んでみました。
「ブレーキ、踏まない!! アクセルOFF!」
「クルマよ、曲がれ~!!」
(この写真は最終コーナーをコース外側から撮りました)
リアタイヤ、すべるぅぅ~(^^;;
目の前、
ホームストレートのスポンジバリアー
迫る、迫る、怖~い!!
必死でハンドルをカクカクさせて、人生初のドリフト体験。
なんとかしのぎました。
この最終コーナー。
本当に度胸が試されます。
コースはドライでも、リアタイヤは若干滑ってます。
***
さて、僕もなんども走るうちにやや慣れてきて、そこで疑問に思い始めたのが、
「クリップをどこにするか?」
ということなのです。
誰もが思うのは
「最高速でコーナーを回りたい」
「コーナリングスピードを落とさずに曲がりたい」
そこで、大きなカーブを描いて回っている自分に気がついたのです。
大きく回るとその分走る距離は余分に長くなる。
でも、コーナリングスピードや立ち上がり加速重視でいくと、できるだけ滑らかな走行ラインの方がいい。
なにしろ、レンタルカートは4サイクル。
アクセル踏んでも爆発的な加速など期待できないのです。
重い車体に非力なエンジン。さらにはグリップの低いタイヤ。
この遅い車をいかに速く走らせるか?
レンタルカートを乗りつづける人たちの楽しみは、その弱点を、自分の技量で「どうにかしてみよう」とトライするところにあるのです。
実際、昨年からレンタルカートを始め、レースを見たり、ドライバーと話をしたり。
そこで思ったこと
レンタルカートを極めようとする人たちの走り。
『彼らの走りはアーチスト的だ』
ブレーキング アクセルの使い方、荷重移動、そして最高のラインどり。
全部理にかなっています。
無駄がありません。
それは哲学的な表現になりますが
「ラップタイム」あるいは「レコードライン」を彫刻にたとえましょうか。
それはすでに、誰がみても綺麗に出来上がっています。
もう削るところもない。
付け足すところもない。
第三者にはそう思えます。でも……。
レーシングドライバーたちは、満足しません。
それを、磨いて磨いて、さらに磨いて行きます。
それは、終わりのない作業なのかもしれません。
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