(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

ハート型のフラワー葬装飾

2005-07-16 | アート
ハート型にアレンジされたフュネラル(葬儀・葬式)のフラワーアレンジメントである。
ロンドンのフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)は本当にウエディングと変わらぬくらい華やかで、写真はフュネラル(葬儀)の花デコレーションで、『永遠のラブ』を表し、故人に「変わらぬ愛」をフラワーアレンジにして贈るのである。故人が御年をまっとうしたご老人であっても、若年で亡くなられた方であっても、区別無く、この様な華やかなフラワーアレンジを装飾してあげるのだ。イギリスでは男性でもこの様にカラフルなハートを葬送に使う事が多い。

花の色も真紅や、ピンクと言った華やかな物が主流で、花の種類も故人の大好きだった物でオーダー出来、毎回ご紹介しているが、真紅の薔薇や、ピンクのユリなどがロンドンのフュネラルではとても人気だ。

アレンジの廻りにリボンで作ったフリルなどが施され、本当にキュートだ。フリルに使うリボンも真っ赤や、パープル、ピンク、イエローと豊富で、レースや、サテンなどリボン地も卓さん種類があり、故人の趣味に合わせてオーダーできる。
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ロンドンのピューカード

2005-07-15 | アート
ピューカード(アテンダントカード)と言うのが、ロンドンのフュネラル(葬儀・葬式)に存在する。
この「ピュー」とは、教会の座席の意味で、葬儀に参列される方が来る前に座席の上にこのカードを置いておき、葬儀がおわるまでに参列者が自分の名前や、住所を記入する。

そして、葬儀後このカードを集めると、遺族が誰が参列してくれたのか分かる仕組みになっている。葬儀の間、遺族達は忙しいし、つい、参列者に気を配る時間も無かったりする。

日本の様に教会の入口近くに受付が無い為、こうするのであろう。参列者が着席し、しばらくすると、最後にひつぎが卓さんの花達と入場するのである。日本の様に最初から祭壇上にひつぎが置かれているのではなく、最後に『主役』として登場するのである。

イギリスのフュネラルはひつぎの登場のしかたまでアート的である。

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イギリスの藤の花のある公園

2005-07-14 | アート
ロンドンにホランドパークと言う大きな公園があり、その辺りは高級住宅地である。
マドンナなどが英国での家を構えているのもこのホランドパークである。

その公園には、孔雀がいつも放し飼いにされており、公園の中央あたりには、薔薇園や、この写真のような藤だながあり、春から夏にかけてとても美しい。
写真は、ある古城の庭の物であるが、ホランドパークにも藤の花が咲き乱れ、それは魅力的だ。

公園から少し離れてはいるが、この高級住宅地に故人のご遺体を安置する、冷安置所が存在するらしい。
ロンドンの大手葬儀社の友人が、フュネラルアート(葬儀・葬式装飾)を研究する私に教えてくれた。

この藤の花や、孔雀や、薔薇園がある美しい公園や、高級住宅街に冷安置所が近くにあるとは、、、。故人を安置する場所まで華やかでカラフルである。イギリス人は『死』を暗い物ではなく、最後の「フィナーレ」なのだから美しく送ってあげようとするのである。
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真紅の薔薇

2005-07-13 | アート
ロンドンのフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)はカラフルである、、、。と言うのはこれまでにもご紹介して来た。日本の葬儀と違うのは、ひつぎの中にあまり花を入れない事である。日本ではひつぎの中に切花を卓さん入れて上げるが、逆にロンドンでは、真紅の薔薇を1輪だけ、故人の胸元に飾る様に、入れてあげるだけである。

遺族の希望があれば、ひつぎの中にも花を入れるが、大抵はひつぎの外側を盛大にカラフルな花々で飾り、故人が主役の御葬式をするが、ひつぎの中には真紅の薔薇だけである。

故人の意思や、遺族の意思があれば、ひつぎの中にも花アレンジを入れることがたまにはあるのだろうが、私が出席したロンドンでの葬儀にはなかった。
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クマさんの可愛い墓標

2005-07-12 | アート
ロンドンの墓標は本当に可愛い。これは、子供用の故人の為の墓標である。
テディーベアは世界中どこの国の子供達にも人気だ。この墓標の下のほうにも、穴があいており、カラフルな花々を指すところがある。

70%火葬のイギリスでは大抵は薔薇の苗を遺灰を蒔いた土地の上に植えるが、若くして無くなった子供さんに、大好きだったクマさんの花アレンジを飾ったり、こんな可愛い墓標を立てて、メモリアルガーデンに葬ったりもする。

ロンドンのフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)は、ウェディングと変わらぬぐらいにカラフルで色鮮やかで、例えば、子供用の霊柩車も白馬に白のガラス張りのシンデレラの馬車のようなものとかの中に大好きだったクマさんのピンクや、赤の花アレンジで飾られたひつぎを乗せて行く。白のガラス張りのリムジン車の霊柩車ももちろんある。

子供さんが大好きだったピンク、イエローや赤、そして、クマさんなどのキャラクター、お姫様や、王子様の様にその早すぎたフィナーレを思いっきり、飾ってあげるのがロンドン流である。
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ロンドンの宮殿のフラワーショー

2005-07-11 | アート
毎年、7月の初旬にロンドンのハンプトンコート宮殿で、フラワーショーが催される。昨年私が訪れた時は、ちょうど、確か7月8日から11日であった。主催は王立園芸協会。

写真はその宮殿の庭である。宮殿の裏手に白い大きなテントを卓さん張り、その中で今年の薔薇の品評会やら、新種の花達のお披露目や、花器、球根、ポプリ、ガーデニングの飾り、花の模様の衣服、植物の本等あらゆるフラワーが集結する。

咲き誇る薔薇の芳しい香りでむせ返るほどの薔薇のテント、華麗で気品があるユリのテント、そして、ユニークなひげがあるランや虫食い草みたいな花等、変わった花の集合したテントなど本当にバラエティー豊かである。
イギリスでフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)に使える新しい花を求めて宮殿のフラワーショーに赴いた。中には、黒い花や、紫と白の縞縞の薔薇など珍しい花も多い。宮殿でフラワーショーをするイギリス人の発想に、カラフルで美しいフュネラル(葬儀)演出がこう言った発想からつながっている事を実感した。
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金箔のアマリリス

2005-07-10 | アート
アマリリスの大輪は日本ではほとんどお葬式装飾には用いられないようだ。
真紅や、ピンクと白の縞縞など、日本の葬儀には華やかすぎるのであろう、使ったとしても白のアマリリスだけではないだろうか?
だが、ロンドンの葬儀では花の規制は無く、むしろ、アマリリスが故人の1番好きだった花であればフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)の中心に添えても良い。『こうしては、いけない』と言う考え方の『ワク』がほとんどないのだ。故人が主役なのだから、、、、。

アマリリスの大輪はそれだけで、豪華で美しく華やかな人生を送って来た故人であれば、薔薇とはまた違った趣が感じられ、好きな人は多いはず。

最近ではアマリリスも卓さん種類が増え、私が行ったロンドンのフラワーショーでは濃い紫、グリーン、など今までに無い色のアマリリスが登場しており、今後のフュネラルアートに新たな活躍の場所を提供してあげたいアマリリス達が所狭し、と並んでいた。ここに、私がロンドンでプロデユースする金箔画のアマリリスを紹介しよう。
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宮殿のエンジェル天井画

2005-07-08 | アート
ロンドンのハンプトンコート宮殿の天井画である。この宮殿に私は、フュネラルアート(葬儀・葬式装飾)の感性を磨きによく赴く。

宮殿には、エンジェルの登場する天井画が卓さん存在し、その豪華な内装に感銘を受けながら、このフワっとした淡い色使いや、色の取り合わせなどをフュネラルアートに組み込んだり、『ひらめき』をさずかりにちょっとした時間が空くと、私は1日中この宮殿で過ごすのだ。

ロンドンの街の中にあるこの宮殿は、ラッキーにも私のオフィス件住居からそんなに遠く無く、リッチモンド駅からバスで行ける。

『死』に携わるアートの仕事をしていると、この様な心が洗われる美しい夢のような空間演出に囲まれるとホっとするのである。
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花で作られた小さな椅子

2005-07-08 | アート
ロンドンの子供用のフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)の花アレンジメントの1つである。

小さな椅子の形にアレンジされた花は、真っ赤でも、ピンクでも、色々な色でアレンジされ、その『早過ぎる死』を悼むのである。

イギリスではこうした花のアレンジメントがフュネラルアートに多く登場する。
形作る花は、薔薇でもカーネーションでも良いが、マムと呼ばれる(菊)を使ってこのような椅子の形や、クマさんや、天国へのゲート(門)なども創られる。日本の菊とは違い、小さなピンポンマムや、アレンジメントのポイントとして、スパイダー(蜘蛛)と呼ばれる蜘蛛の手足のように長い花びらを持ったグリーンの菊を使う事もある。

イギリスのフュネラルアートは本当に色鮮やかだ。
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ピンクの花文字アレンジメント

2005-07-07 | アート
ロンドンのフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)の時に飾る花文字アレンジメントである。

『GRANDMA』 は 『おばあちゃん』の意味。

このピンクで創ったフラワーアレンジメントをロンドンではガラス張りの霊柩車のひつぎの横に飾る。

孫達がおばあちゃんの為に、最後のお別れの贈り物をするのである。

この他に、もちろん、『おじいちゃん』『お母さん』『お父さん』など、また故人の名前をそのまま、花文字アレンジメントにする事もある。

故人の1番好きだった色や、1番好きだった花で、リボン等も組み合わせてアレンジする。真紅や、ブルー、イエロー、パープル等どんな色でもオーダー出来る。
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ブラック&ホワイトの装飾

2005-07-06 | アート
ロンドンで私がプロデユースしている、木版金箔のアールデコ絵画の1つである。
これは白と黒に金、銀箔を施した、ちょっと妖艶な絵画で人気があり、創るとすぐ買い手が付いてしまう。

この絵画をフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)に使用するのはちょっと難しいかもしれないが、モダンな感性のブラック&ホワイトの世界を葬儀で創造しても良いのではないか、、。

例えば、この頃流行りのプリザーブドフラワーの黒の薔薇を使ったり、ニューヨークの街角のブラック&ホワイトの写真を組み込んで使ったり、『モダン』や、『都会』が大好きな故人ならば、今までの白黒のお葬式のイメージでは無い、ブラック&ホワイトのフュネラルアートがあっても良いのではないか、、、。

日本でMUJIの店舗が人気で、よく利用する人は多いはず、シンプルでモダンな黒の家具など、モダンなブラック&ホワイトの世界をフュネラルアートで演出してもそれが、故人らしいのであれば良いのではないか?
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人種のるつぼロンドン

2005-07-05 | アート
ロンドンには様々な人種が住んでいる。植民地だったカリブの黒人や、インド人、香港人、アラビック、そして、ヨーロッパ大陸から移り住んできた人など、、。インド人街や、チャイナタウンを形成し、国際結婚もあるので、アメリカほどでは無いが、色々なバックグラウンドを持った人達が混在している。

例えば、故ダイアナさんの恋人であった、ハロッズデパートの御曹司はエジプト人だったし、本当に様々なカルチャーがそれぞれ自己主張しながら、ミックスしているのである。

ロンドンでフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)を研究していると、まず最初に葬儀屋が遺族に聞く事は、故人が何の宗教であるか?である。宗教によって、プリースト(牧師)、モンク(お坊さん大抵はミャンマーからのお坊さん)ヒンズー教徒の僧侶、シーク教の偉い人、イスラム教徒の偉い人等。

また伝統的なスコットランドの印し等を、ひつぎにつける事もあり日本の宗教とは比べ物に成らない程、多種多様である。また国際結婚も多いので微妙に宗教のミックスした葬儀が執り行われる事もある。70%火葬であるが、人種によって異なることがある。
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こんな物までハート型

2005-07-04 | アート
ロンドンのハート型の墓標の1つである。

これは子供用では無く、大人用の墓標である。ロンドンっ子達は本当にハートが好きだ。フュネラルアート(葬儀・葬式装飾)でもハートのフラワーアレンジを卓さん飾る。

真っ赤な薔薇のハート型フラワーアレンジや、ピンクの物を、ガラス張りの霊柩車にひつぎを覆い尽くす様に飾る。このハート型の墓標にも穴の開いた、フラワーを入れる場所があり、カラフルな花々や、真紅や、その故人の好きだった花を飾る。

日本人には無いこの感性を、今後葬儀の世界で広めて行きたい。ハート型の墓標があっても良いはずである。特に若くして亡くなった故人には日本の古来の墓標は少し寂し過ぎる感じがするのは私だけであろうか?
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白と黒のウエディング・デコレーション②

2005-07-02 | アート
ロンドンの白と黒のウエディングのデコレーションである。

日本人には白黒のお葬式の幕の様に感じるが、ロンドンっ子に人気の斬新で、都会的なブラック&ホワイトのウエディング・デコレーションで、花嫁が持っているブーケには、黒の花が添えられてある。

この様に、考え方の『ワク』の無い発想が、今私がロンドンで学び、考案しているカラフルな彩りのあるフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)である。白黒の結婚式が存在するのなら、カラフルな葬儀があっても良いはずである、それが、故人らしいのであれば、、。

現に、私がこの3月にフュネラルアート(新しいカラフルな葬儀提案)の展覧会を催した時、卓さんの方々から、『この様なお葬式を捜していた』との賛同の声を頂いたし、取材を受けた読売新聞のマスコミの方からも賛同を受けた。
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真っ赤な薔薇のフュネラルアート

2005-07-02 | アート
真っ赤な薔薇達が、ひつぎ全体に覆われたフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)である。

ロンドンでは葬式装飾に真紅の薔薇が好まれる。私がフュネラルアートの世界に引き込まれたのも、ロンドンの街角で見かけた、ガラス張りの霊柩車に真紅の薔薇達で覆われたひつぎを目撃し、感銘を受けたからである。

以後、私はロンドンのフュネラルアートを研究し、ロンドンの大手葬儀社に協力を得て、独自にカラフルで美しいフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)を発表している。故人の1番好きだった花で、1番好きだった色で、季節や、男女でも趣向を変え、故人の『人生のフィナーレ』を出来るだけ故人らしく演出してあげるお手伝いをしている。最近では生前予約も多くなってきている。

真っ赤な薔薇が大好きだった人は多いはず、、。
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