傷害事件

そういえば

こんなことがありました

もうずいぶん前のこと

わんこたちは

全身のカットはトリマーさんにしてもらいますが

目の周りとか足先のカットは

ときどきうちでします

まあ

月1回くらい

あるとき

いつも通り

おにいちゃん犬のカットをしてる時のこと

刃物は嫌いで

とても嫌がるのですが

なんとかなだめすかして

目の周りを切ってるとき・・・

おにいちゃん犬の舌が

ペロッと！

あっ、と思った時には

もう遅く

舌先の横が

ちょっと切れちゃった

じわじわとにじむ血

きっと痛かっただろうに

おにいちゃん犬は

なにが起こったかわからず

不自然に舌を動かしてる

こういうときは

布とか噛ませると

よけい出血することもあるので

とりあえずそのまま様子をみる

すると

３０分後には

止血したようだった

しかしまだ油断は禁物

食べたり飲んだりすると

再出血の恐れがあるので

静かに休んでいただく

夕食も少し遅くし

出血しないよう柔らかくし

冷まして与える

お散歩は中止（血行が良くなると出血の恐れがあるので）

おにいちゃん犬には

納得いかないことだっただろうけど

こればっかりは仕方ない

翌日見ると

傷は残ったが

ちゃんと止血してる

その後数日で

傷は完全に治った


確かに

おにいちゃん犬の舌は

そこだけ別の生き物みたいに

長くてとてもよく動く

それまで怪我なくカットできてたことが

奇跡だったと気づいた

慣れって恐ろしい

人だったら事件になるところ

カットでいやな思いをさせ

さらに痛い思いをさせ

本当に申し訳なかった、と反省

その後は・・・

舌をブロックするように手を添えて

カットしてます（やめようという選択はなし）

本人も

カットは危ないと気づいたらしく

あんまり舌を動かさなくなり

お互いに注意

かくして

ちょっと不安なリスクマネジメントで

毎月

カットは続く