kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

自然の叡智

2015-10-17 14:20:54 | 日記
以前何かの番組で

漁師さんが

いい海産物を育てようとしたら

山を緑豊かにするしかないといっていた

雑木林の根が

山の土をしっかり抱きとめ

土砂崩れを防いでくれ

その山からくる栄養やきれいな水が

豊かな海を育てるそうだ

その方は

木が伐採され

土がかなりむき出しになった近くの山に

木を植え始めた

そしてその後

素晴らしい雑木林が形成され

いまも魚や貝、海藻などを

豊かに育てている


植物は

言葉も足も持たない

種が一度地に着けば

ずっとそこで生きていく

しかも

木は何百年という

動物よりはるかに長い年月を

過ごすことになる

普通に考えたら

植物は圧倒的に

不利だ

動物のやりたい放題の世界で

運命に身を任すほかない

でも

人間がいままでやりたい放題をした挙句

どうしたか

自分たちの生活が追い詰められ

今度は自然保護に力を注いでる

時間はかかったけど

結局

動物は

植物の恩恵なしには

生きていけない

これこそが

自然の叡智

人は世界を掌握したように見えて

実は自然の営みの一部でしかない

運命を握っているのは

人でなく自然だ


太古の昔

酸素は毒だったそうだ

その後

大気中に増えた酸素を活用する生物が出現し

勢力を増していった

それが

私たちの命の始まり

いま地球は

二酸化炭素が増え

生活を脅かしつつある

いつか

二酸化炭素をがもっと増え

植物以外に

増えてきた二酸化炭素をエネルギーにする生き物が出現したら

私たちは死滅するかも

それは

人の力ではどうしようもないことかもしれない

もう

酸素の時の前例があるから


結局

私たちに約束された永遠なんてない

だから

すこしでも長く子孫が生きていかれるよう

いまできることをしなくっちゃ

謙虚に

自然の一部として

共生していくありとある生物と寄り添い

与えられた時間を

生きる

それしかない

それを悲しいことと思うか

受け入れて前向きに進むかは

その人次第

せっかく生きるなら

笑顔で

一緒に

生きていくほうがいい

植物も

動物も

大地や海や風

宇宙と

共に手を携えて

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