以前80個くらいの花を咲かせ
30個くらいの実を実らせたうちのプチトマト
収穫が終わるまでは特に変化もなく
これはもう終わりかな、って思ってたら
前に花が咲いてそのままになってたところの実がどんどん育ってきて
さらに脇芽がすごい勢いで伸びてきて新たな花を咲かせ
既に実もいくつか育ちつつある
それを見て毎日感心させられるわたし
だって
プチトマトは脳なんてなくても
すべての実を育て、さらに枝を伸ばして成長するために
いったいどうすればいいのかを
ちゃんとわかってるように見えるから
育てる人によって
水や肥料のやり方は全然違うだろうし
お天気もその場所や年によって全然違うのに
ちゃんとそれに合わせて
自分がどうすれば最後まで生き延びて一つでも多く実を育てられるか考えて
必要な調整をしてる
もし
どの実も自分に水と栄養をすぐよこせってなっちゃったら
きっとみんなが水も栄養も足りなくて枯れてしまう
でもこうやって分け合ったり
第一弾、第二弾のように順番を決めれば
十分に水も栄養もいきわたり
みんなが大きく育つ
これって人も同じ
奪い合えばみんなが心も体も弱るけど
譲りあえばなんとか足りて事なきを得る
それと
当たり前なんだけど
もう2か月以上前に花を咲かせた実も
やっぱり育ち始めてから1か月の時間をかけてじっくり育つ
わたしなんて見ていて「もうちゃっちゃと育っちゃえばいいのに」なんて思ったりするけど
トマトは焦らず手抜きもせず
当たり前の時間と手間をかけて育つ
人の世界は何かと慌ただしく
早ければ早い方がいいとか
いつも何かに急かされる気がするけど
生きるということについては
近道も特急もなくて
ひとつひとつ手間と時間をかけて
愛情もいっぱい注いで
ようやく一人前になるんだなってこと
改めて気づかされる
こんなに小さいのに本当に大切なこと教えてくれるプチトマト
しかもとれたてのおいしいトマト付き
お礼はほとんどできないけど
毎日の「ありがとう」とお水と肥料で
お許しを・・・
遊びに来てくださって、ありがとうございました