夏休みもそろそろ終わりの時期となり
わたしが小学生の頃は
この辺りからようやく宿題を本格的にこなすようになり(!)
もう最終日なんて泣きそうになりながら漢字書いたり計算したり
はたまた絵日記を仕上げる、なんて調子だった
でも今は
夏休みの宿題がない小学校もあるそう
理由はそれぞれだろうけど
例えば「もう知ってる漢字を何度も書かせるのは、子供に学校への忠誠心を測る気がする」と感じる
校長先生の考えがあった、など
確かにね
もうわかり切ってることを休み中にあらためてするのは
退屈なんですよね、楽しくない
それより子供がワクワクするような課題を与えられたら
宿題も張り切ってできるんじゃないかってわたしも思う
それに
学生時代にずっと宿題を与えられてそれをこなすことだけしてたら
社会に出たって指示待ちになりがち
仕事は自分で工夫したりアイディアを出したりというのもすごく大事だから
そういう意味でも子供のころから宿題も自分で考えるようにしたら
自主性がすごく育つかもしれないし
自分で何かに興味を持ちそれを学ぶことで、個性も育つんじゃないかと思う
で、東京の新宿区立西新宿小学校では
校長先生が夏休みの宿題だけじゃなく、学期中の宿題、単元ごとのテスト、通知表も廃止したそう
それで慌てたのが親や先生方で
その都度丁寧に説明し、わかってもらえるよう対応中とか
もちろん区の教育長からも呼び出しがあり、そこでも思いを伝えたそう
つまり
子供たちは常にまわりと比較されることで自己肯定感が下がっていて
教育者としては子供を「いい子」「悪い子」に分けるのではなく
一人一人の良さを見る評価をしたい、ということなのだそう
それで親との面談を増やし日ごろの様子を丁寧に伝えるようにしたところ
苦情もなくなったそう
ところが先生方は仕事が減ったうれしさより、不安の方が大きいとか・・・
まあ慣れ親しんだやり方が急に変わると
そういう気持ちになるのもわかる
で、改革は始まったばかりでまだ結果は出てないそうだけど
暴れ出す子供が減ったりはしているそう
子供でも大人でも、ちゃんと自分を見ていてくれるってわかると
安心するっていうのはありますから
そこは本当に大事だと思う
ってことで
昭和の頃とはずいぶん様相が変わってきた、今どきの小学校
子供たちが安心して、また自分に自信をもって成長できるよう
必要な改革は続けてほしいなって心から思いました
遊びに来てくださって、ありがとうございました