光と風に乗って地域産品の創出

NPO法人光と風&地魚料理海辺里

万祝・魚板の展示

2022年08月01日 | 旭いいおか文芸賞「海へ」
   2月17日に開かれた旭いいおか文芸賞「海へ」の審査の結果、大賞・高橋順子賞は東庄町橘小の3年「楽しい運動会」(自由詩)が選ばれた。会場は千葉県東総文化会館の小ホールで開催。
 午後の朗読会「白坂道子、高橋順子を読む」会場のバックに万祝、吹流し、魚板が飾られた。
 司会がこの「まいわい」について説明した。「房総半島が発祥の漁師の晴れ着である。江戸時代の頃、船主や網元から大漁のとき漁師に配られた。藍色は黒潮、白抜きは白波を表す。豊漁のお礼参りには万祝を羽振り人目に引いた。
 旭、銚子の北総地区では現物がほとんど残っていない。今回は地元の資料館、銚子の元網元を営んでいた方からお借りした。
 次いで黙祷の時間に半鐘の代わりに魚板のお腹を叩いた。この魚板は禅宗のお寺に飾られている。魚はまぶたが無く目をつぶらない、眠らず修行するお坊さんの姿を表しているそうだ。自らのおごりを戒め平安への祈りを込めるためである。


2月18日千葉日報
    
  大賞・高橋順子賞は
   
  会場に飾られた万祝・吹き流し
   
  吊るされている魚板
   
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