語り継ぐいいおか津波 まーくんがんばれ!
去る1月22日、まちづくり円卓会議の席上で、試作中であるが「語り継ぐいいおか津波 まーくんがんばれ!」が劇団ふくのメンバーによって上演された。
制作に至った当初の経緯は昨年の始めごろである。震災から間もなく4年を迎え様々な記憶は日常の中に沈澱し先々が判らない時代に入ったようなときである。
先の津波で被害を受けた小野さんご夫婦とその一人息子、正和君とのその後の有り様は何ものかをきずかされた。
たまたま軽度のダウン症という障害があるがいつも穏やかな笑顔でそのやさしさが大人になっても周囲から「まーくん」と呼ばれている。生死を彷徨いながらもつむぎだすその笑顔で前を向いて歩こうという気となる。
小野芳子さんの了解を頂き、原案は渡邊昌子が担当、作画は向後弘美さんが労を厭わず協力してくれた。半年ががりで大方、出来上がったころから劇団ふくのメンバーにバトンタッチされた。そして、監修は千葉科学大学の船倉武夫教授が担った。
10年、20年先にこの紙芝居が何ものかになるためには関係者との協働作業を通じて大人や子供たちによって語り継がれる機会を作って行きたいと思っている。
◎NHKFMひるどき特集ブログに掲載
◎1月27日放送「紙芝居で被災体験を伝えたい」
◎ 2月22日午後3時ごろから刑部岬展望館で夕陽鑑賞会「まーくんがんばれ」上演
問い合わせNPO光と風 0479-57-5769まで
円卓会議で上演









去る1月22日、まちづくり円卓会議の席上で、試作中であるが「語り継ぐいいおか津波 まーくんがんばれ!」が劇団ふくのメンバーによって上演された。
制作に至った当初の経緯は昨年の始めごろである。震災から間もなく4年を迎え様々な記憶は日常の中に沈澱し先々が判らない時代に入ったようなときである。
先の津波で被害を受けた小野さんご夫婦とその一人息子、正和君とのその後の有り様は何ものかをきずかされた。
たまたま軽度のダウン症という障害があるがいつも穏やかな笑顔でそのやさしさが大人になっても周囲から「まーくん」と呼ばれている。生死を彷徨いながらもつむぎだすその笑顔で前を向いて歩こうという気となる。
小野芳子さんの了解を頂き、原案は渡邊昌子が担当、作画は向後弘美さんが労を厭わず協力してくれた。半年ががりで大方、出来上がったころから劇団ふくのメンバーにバトンタッチされた。そして、監修は千葉科学大学の船倉武夫教授が担った。
10年、20年先にこの紙芝居が何ものかになるためには関係者との協働作業を通じて大人や子供たちによって語り継がれる機会を作って行きたいと思っている。
◎NHKFMひるどき特集ブログに掲載
◎1月27日放送「紙芝居で被災体験を伝えたい」
◎ 2月22日午後3時ごろから刑部岬展望館で夕陽鑑賞会「まーくんがんばれ」上演
問い合わせNPO光と風 0479-57-5769まで
円卓会議で上演









震災4年を向かえ特集番組としてNHKが取材に入った。そのひとつに紙芝居の「がんばれーまーくん」がある。そして紙芝居の制作と小野さん親子が取材を受けている。
NPO光と風では劇団「ふく」の皆さんとこの取材に協力しながら制作を進めている。
しかし、いいおか津波の被災と実在する小野さん親子の物語を「劇」に虚構化する営みは簡単なようで大変な作業が必要だ。制作する側と制作される側が被災者であるとう関係は現実という事実が虚構を妨げるからである。
方法はひとつに集約されるに違いない。作品として残るのはいつも演じる側、見る側が真実のように受容する。「がんばれーまーくん」はそのとば口に立っていると思っている。