とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

ヤナーチェックの不思議な魅力(1)

2008年04月13日 | クラシックCD
グラゴル・ミサ カレル・アンチェル=チェコフィル ヤナーチェクの不思議な魅力を最初に知ったのはアンチェルのLPだった。その後CD化されたが、そのときはタラス・ブーリバとの抱き合わせになった。 このCDはヤナーチェクが現代作曲家ととしてアルバン・ベルクに匹敵するすばらしさを表現している。リズムの切れ味は単なる民謡からの借用とはとても思えない斬新さだ。確かに古代スラブ語のわからぬものには言葉の意味 . . . 本文を読む

バルシャイのモーツァルト

2008年04月11日 | クラシックCD
高校生の時、モーツァルトはブルーノ・ワルターだった。これはたぶんに小林秀雄の「悲しみのシンホニー」が影響してのことだろう。そして当時ステレオLPでワルターの指揮するモーツァルトは定番と言われた。だがお小遣いに乏しかった身にはおいそれと手の出る金額ではなかった。そんなときに17センチLPステレオでバルシャイの演奏する40番のシンホニーが出た。早速買いに行った。出てきた音は、ワルターのロマン的な響きは . . . 本文を読む

ショスタコーヴィッチの室内楽を聴きながら

2008年03月31日 | クラシックCD
今日は先週の検査結果を聞きに癌研有明病院に行った。 待たされるのを覚悟で、ショスタコーヴィッチの24の前奏曲とフーガをザウルスにダビングしていった。この曲はどこから聞いても、途中で中断されても、良いのでバックミュージック的に結構良くきいている。 バッハを模しただけに、曲の作りはシンプルだが、躍動感、ロシアの哀愁も聞かれ もっとコンサートでも取り上げてよいのにと思うのだが、演奏は初演者のタチアーナ・ . . . 本文を読む