とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

フルニエのバッハ TDKオリジナルコンサート

2008年02月29日 | クラシックCD
TDKオリジナルコンサートはNHK-FMのバイロイト音楽祭の実況と同様70年代の私の音楽体験には欠かせないFM番組だった。1972年の来日演奏会のバッハの無伴奏チェロ組曲が全曲2100円のCDとなって当時の記憶を呼び戻してくれた。 私はこの番組をティアックの4トラックのテープデッキでエアーチェックをしていた。ただしテープはTDKではなくソニー製だったが。これはその後デッキはアカイに変わり、ソニーV . . . 本文を読む

ビンセント・ダンディのダンディーな曲を聴く

2008年01月11日 | クラシックCD
マニャールの交響曲に魅力を感じたが、そもそも彼の先生はダンディだ。そしてダンディのセラヴァンヌ交響曲=フランスの山人の歌による交響曲はLP時代から好きな曲だった。カサドシュとオーマンディーによるものとミンシュとボストンとのコンビを聴いていた。前者が協奏曲的に後者はピアノ付き交響曲的な名盤は今も色あせない。 録音は古いがCDになって入手したもので、S.ボド=パリ管=A.チコリーニのセラヴァンヌとM. . . . 本文を読む

パヴァロッティーを偲ぶ

2008年01月06日 | クラシックCD
入院中もそうだが、時間があるときしかオペラをゆっくり楽しめない。今度の年末年始は家にいたので時間ができた。2007年に三大テナーの一人パヴァロッティーが死んでしまった。三大テナーではダントツでドミンゴが好きなので、パヴァロッティーの手持ちの映像は多くない。彼の持ち歌を聴くには彼のデビュー30周年コンサートがいい。ここでの彼はオープニングのトスカ「妙なる調和」から始まり彼の当たり役のアリアを披露して . . . 本文を読む

プレートルはワルツよりプーランク

2008年01月05日 | クラシックCD
大晦日のベルリンフィルのジルベスターコンサートは毎年テーマが決められ面白いコンサートになる。今年はロシアがテーマでボロディンの交響曲2番がメインに置かれた。いつもラトルの音楽は新鮮だ。それに引換え、ウィーンのNew Year は紅白同様偉大なるマンネリだ。それでもカラヤン時代のカスリーンバトルの歌う春の声は印象に残る。しかしカルロスクライバーの演奏を聴き、そのLDを購入してからはジルベスターほどに . . . 本文を読む

アルベリック・マニャールの交響曲

2007年12月11日 | クラシックCD
マニャールの交響曲を知ったのは21世紀になってからだ。当時ミシェル・プラッソンと言う指揮者に興味を持ち、彼の指揮したフォーレ、サティー、オネゲル等のCDを漁っていた折に、彼の指揮する売れない作曲家のCDとしてバーゲンに出ていた。プラッソンの名と値段の安さだけで購入した。以来このCDというよりこれしか持っていないのでマニャールの半ば虜になった。なぜこれらの曲を日本のオケは取り上げないのだろうか。まず . . . 本文を読む