先週の金曜日、雨の中宇都宮へ出張に行った。行き帰りの電車の中で読んだ小説だ。すぐに土曜日に風邪をぶり返し、かみさんにうつした。そんな訳で土日に続きを布団の中で読んだ。
この小説でカレのメッセージは何だったのだろう。「寒い国から帰ったスパイ」の強烈な印象とこの小説との関連付けを無視はできないだろう、ベルリンの壁の前で冷酷にも自国のために働いたものが自国から抹殺される結末を引きずり、今回もまた、ベル . . . 本文を読む
今年はメシアン生誕100年とのことで、メシアンがクローズアップされるかと思ったが、メシアンでは商売にならぬとみたか、市場はカラヤン生誕100年一色で終わったようだ。
私自身メシアンを知ったのは1979年にフランスのエスプリシリーズとして、1枚1500円のLPが出た時に、プーランクなどとフランス近代の作品を買い求めた時にはじまる。
セルジュ・ボドは大阪万博の時に来日して「忘れられた捧げもの」を演奏 . . . 本文を読む
レコード芸術の新年号を買いに池袋のHMVに行った。レジで精算しているとレジの横にベートーベンの肖像画の入った四角い缶が積まれていた。
なんとベートーベンの交響曲全曲が収められていて990円だった。しかも演奏者がヨーゼフ・クリップス=ロンドン交響楽団で、昔録音を売りにしたエベレストレーベルのCD化だった。即精算をやり直して追加した。
缶はボンのベートーベン記念館のお土産コーナーでクッキーが入っていそ . . . 本文を読む